肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行

平松洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163912233
ISBN 10 : 4163912231
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
266p;19

内容詳細

牛、羊、鹿、鴨、ホルモン、鯨…歩いて、食べて、考えた。“食の未来図”をまるごと味わうノンフィクション。

目次 : 1章 羊―北海道・白糠 羊男たち一万年のロマン/ 2章 猪―島根・美郷町 害獣を恵みに変える挑戦/ 3章 鹿―埼玉〜山梨・奥秩父 鹿を狩る/ 4章 鳩―東京・門前仲町 「肉にも旬がある」/ 5章 鴨―石川・加賀 江戸伝来「坂網猟」を引き継ぐ/ 6章 牛―北海道・襟裳岬 短角牛とともに生きる/ 7章 内臓―東京・品川 「うまい」をつくり出す現場/ 8章 馬―熊本 馬肉文化を守り抜く/ 9章 すっぽん―静岡・舞阪 「露地養殖」が育む異界の味/ 10章 鯨―千葉・和田浦 ツチ鯨漁の現在

【著者紹介】
平松洋子 : エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    タイトルと表紙から面白系の本かと思いきや、「生きものが食べものに変わる」かなりシリアスで真面目な肉ルポルタージュでした。平松 洋子、初読です。もう少し掘り下げで、各食肉の課題や環境問題等を考察していたら、もっと良くなったような気がします。先日、松坂牛を食べましたが、ジビエが食べたくなりました。🍖🍗🍖 https://books.bunshun.jp/articles/-/5664

  • パトラッシュ さん

    肉料理を日々食べていても、その肉がどこから来たのか考えることはない。まして口にする機会の少ない猪や鹿、鴨肉にすっぽんなどは、どうやって肉となり食べられるのか想像もつかない。どんな家畜も愛情を注ぎ育てたり狩る人がおり、衛生的なやり方で肉にし、形に整える仕事をする人がいて初めて食卓や料理店へ届けられる。肥育から処理、調理に至る肉の誕生から料理に至る「うまい肉が作られる」まで、土地に根付いた文化の一部となっている。こうしたプロセスがあればこそ「肉も内臓も生きる悦びと力を等しく与えてくれる」のだと痛感させられる。

  • ばんだねいっぺい さん

     育てる人によって肉の味が違う?ほんとうだろうか。縄文は、鴨いっぱい食べてたんだな、まだ、ポテンシャルがある気がする。猟友会の不正請求と猿、熊、猪の跳梁跋扈は、本質が同じ、みんな、自分の家の周縁を見ていない、これは各地に飛び火する。小さいすっぽんは、かわいい。キャラにしてキーホルダーにしたい。

  • イロハニ さん

    題に緩い旅の食レポ感があるが内容は違う。食材としての鳥獣亀10種(章)から食の未来図(過去を再認識する姿勢)を探るルポ。人類の食は狩猟と採集の原始から遥か遠く遊離した…その因果としての喫緊課題を提示しつつも読者にその結論を短兵急に迫らぬ抑えた筆致が快い。第1章は北の大地に育つ神々しい羊群から始まる。島根美郷町の害獣の猪を山の幸へと変換させた人間ドラマこの章に恰も良質なTV取材番組を視聴した後の様な爽快を感じた。そして著者は私に人間も食物連鎖に内包された卑小な存在であると示唆してくれた。各章美味求心も良い。

  • ぽてち さん

    羊からすっぽんまで、日本で食べられるさまざまな種類の“肉”にスポットを当て、徹底取材したノンフィクション。猟師と共に山に登り、と場で処理される内臓を見学しと、なかなか肚の座った取材が楽しい。女性に限らず、動物が解体される現場に立ち会うのはなかなかキツイのではないかと思うが、平松さんはなんの問題もないようだ。肉=生き物であり、その命をいただいているのだということを改めて確認した本だった。

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平松洋子

作家、エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞、『父のビスコ』で第73回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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