海の十字架

安部龍太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163911755
ISBN 10 : 4163911758
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
追加情報
:
264p;20

内容詳細

銀と鉄砲とキリスト教が戦国武将たちの運命を変えた。大航海時代とリンクした、まったく新しい戦国史観!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 旅するランナー さん

    大村純忠・宗像氏貞・服部友貞・三好冬康・津軽為信・長尾景虎。戦国の世には、胸を熱くする男たちの生きざまがあり、数限りないドラマがある。このパターンを用いれば、ミルクボーイ並みに、いくらでもネタがありそうです。交易や鉱山による経済力、政治力、軍事力、能や短歌をたしなむ芸術力。様々な力量を駆使して、戦い生き延びる武将たちが力強く繊細に臨場感を持って描かれます。うちのオカンがちょっと名前を忘れるかもしれへんけど、これは完全に安部龍太郎の世界やないかい。

  • kawa さん

    戦国前期、地方の割とマイナーな武将を主人公とする短篇集。彼らにも交易による財源確保や鉄砲等の新技術の導入は不可避だった。歴史好きな読書家には嬉しくも楽しめる小説集だ。私的には三好四兄弟と松永弾正の暗躍を描く「蛍と水草」が印象的。切支丹大名で良き信者だったという大友忠純を主人公とする表題作「海の十字架」、司馬遼太郎氏「街道をゆく11」の「横瀬の浦」「パ−ドレ・トレース」にも記述ありで、並行して読むのも楽しい。

  • なる さん

    戦国時代をテーマにした短編として6作が収録されている。初の切支丹大名となった大村純忠を扱った表題作のほか、神職大名の宗像氏貞の『乱世の海峡』、青森県の津軽・南部問題のきっかけともいえる津軽為信の『津軽の信長』ら決して表舞台とは言い切れない人物にスポットを当てている。有名なのは『景虎、佐渡へ』(上杉謙信)くらいか。勇躍する織田信長へ敵愾心を燃やす豪族の服部友貞を描く『海の桶狭間』は敗者の視点からの信長像で興奮を覚える。『螢と水草』は松永久秀に翻弄される三好家の落日。今村翔吾『じんかん』との対比ができそう。

  • Ayako さん

    各作品で、戦国時代の武将6人を主人公にした短編集。銀・鉄砲・キリスト教が、武将達の運命をどう変えたかを描いている。着目点は面白いが、短編のためか人物関係を追っているうちに終わってしまった感じなのが残念だった。重厚な歴史物には定評のある作者なので、今度は長編に期待したい。

  • ソーダポップ さん

    大航海時代を背景とした、6人の武将達の短編集。あんまり面白くなかった、読み終わってもほとんど記憶に残らない。

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人物・団体紹介

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安部龍太郎

1955年福岡県生まれ。国立久留米高専機械工学科卒。図書館司書を経て90年『血の日本史』で衝撃的なデビュー。2005年『天馬、翔ける』で中山義秀文学賞、13年『等伯』で直木賞、16年歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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