本意に非ず

上田秀人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163911236
ISBN 10 : 4163911235
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
244p;20

内容詳細

光秀はなぜ信長を討ったのか―歴史の流れに抗えず、理想や志に背を向けた男たちの無念と後悔。傑作歴史小説集。

【著者紹介】
上田秀人 : 1959年、大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。97年、「小説CLUB新人賞」佳作に入選しデビュー。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目を集める。2010年、『孤闘 立花宗茂』で中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    本意なんて確かなものが本当にあったのだろうか?上田作家が描く5人の有名どころの時代背景と思惑の短編集。こんな光秀の解釈は面白くも哀しい。好みはラストの勝海舟『不実』それぞれドラマで演じられていた俳優が脳内にいて、躍動し語ってくれて・・(笑)楽しい読書だった。

  • とん大西 さん

    戦国黎明期から明治後半まで、命のやりとりとともに遺していった無念、矜持を貫くが故に積み重ねた後悔…。苦渋、苦悩、苦笑い。悪名、梟雄、麒麟児。背負うものに違いはあれど歴史に名を刻んだ「時代」の男たち。心持ちトーンを落とした彼らの語りが聞こえてきます。とりわけ、勝海舟の維新後日譚『不実』が良かったです。勝が思いを馳せるありし日の龍馬と西郷。偲びつつ語る倒幕と維新、その本質と明かせなかった舞台裏。過去と行く末を俯瞰したあのべらんめえ調で全編が締まりました(^-^)

  • rosetta さん

    ★★★★✮ミステリー好きとしては今更歴史小説を読むのならこうした新解釈が嬉しい。光秀が信長を討ったのは配下の美濃衆に無理矢理担ぎ上げられたから。久秀は悪名を敢えて自分が被り三好家に最後まで尽くした忠義者だった。政宗は時代を読めなかった鈍物。鬼平は田沼に取り入った出世主義者。勝海舟が徳富蘇峰に語った明治維新の真相と龍馬殺しの犯人。光秀や龍馬なんか散々描き尽くされた感があるがまだ面白い新解釈は出てくるものだなぁ。しかしフリガナは「ほんい」よりも「ほい」の方が格好良いと思う。『ほいにあらず』どうですか?

  • Makoto Yamamoto さん

    上田秀人初読み。 歴史上の有名人物を登場させ、その思いを新しい視点で描いた短編集。 明智光秀は本能寺焼き討ちの後の状況を描き、松永久秀の三好長慶への忠誠、伊達政宗振り返り、長谷川平蔵の思惑と実際、勝海舟の思い出語りがあり、それなりに面白く読ませてもらった。 好みは勝海舟の思い出語り。

  • LIBRA さん

    こそこそ話風に書かれているのが面白かったです。 私は、松永久秀の話は余り知らなかったので、楽しめました。勝海舟の話の中で坂本龍馬暗殺の犯人には、驚く見解がありました。

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人物・団体紹介

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上田秀人

1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。’97年、桃園書房主催第20回小説CLUB新人賞佳作。2010年、『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第16回中山義秀文学賞受賞。2014年版「この時代小説がすごい!」文庫書き下ろし部門作家ランキング第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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