小さな場所

東山彰良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163911212
ISBN 10 : 4163911219
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
234p;20

内容詳細

紋身街は世界中のどの街にも一本はある、細くて小汚い、猥雑な通り。大人たちは狡くていけしゃあしゃあと嘘をつくけど、大切なことも教えてくれる。少年が見つめる台湾の原風景。東山ワールドの到達点。

【著者紹介】
東山彰良 : 1968年台湾生まれ。5歳まで台北で過ごし、9歳の時に日本へ。2002年「タード・オン・ザ・ラン」で第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞。03年、同作を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で作家デビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞受賞。13年刊行の『ブラックライダー』が「このミステリーがすごい!2014」第3位、第5回「AXNミステリー闘うベストテン」第1位に。15年『流』で第153回直木賞、16年『罪の終わり』で第11回中央公論文芸賞、17年刊行の『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chimako さん

    小武は台湾の小さな通り紋身街の小学生。名前の通り刺青店が軒を並べる。商売で彫るケニー、魂を彫るニン姐さん、陽気なビッグボーイ兄弟。タピオカミルクティを売る阿華。そこに出入りする女の人や級友たち。雑多で蒸し暑く香辛料や油の臭いが混じる通りで起こる些細な出来事が小武を大人にしていく。刺青という一種独特の文化は自分の価値観とは真逆にあってなかなか物語そのものを受け入れることが難しかった。しかし読後感は悪くない。大人になるということは自分を構成している柱を外して自分の柱1本で立つことだと気づく小武は健気で可愛い。

  • モルク さん

    台北のタトゥショップが集まる街で食堂を営む家の息子小武とそのまわりの人びとの連作短編集。いつの時代かと思わせるノスタルジックな雰囲気が漂うなか、スマホや最近の音楽の話が出てきて現代だと知る。刺青師たちやチンピラなど社会から少しはみ出している人たちが多く住む町では、口喧嘩は絶えず、嘘、暴力何でもあり…それでいて憎めない人びとが暮らす。今の日本人が忘れかけている隣近所とのかかわり合いが濃密に描かれる。東山さんの台湾ものはとても好き。ところで「百貫デブ」という言葉を久々に見た。今では死語に近いのかな。

  • おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと… さん

    87/100点 台湾の雑多な繁華街で食堂を営む両親を持つ小学生の主人公。その周りで起こる事件に関わる人たちの人間模様を描いた6話の連作短編集。やっぱりいつ読んでも東山さんの台湾物は、ユニークな人物、洒落た会話など、何もかもが最高です。6話全て甲乙つけ難い作品ばかりですが、中でも表題作の「小さな場所」が一番気に入りました。

  • たいぱぱ さん

    誰がピッグボーイや!あ・・・誰もそんなこと言ってなかった。東山さんの描く猥雑な街(今作は紋身街)の世界観が好きだ。実際にあるこんな街はごめん被りたいのに、東山さんが描くと猥雑で暴力的ながらも、何故か優しさと懐かしさを感じるから不思議だ。刺青師・ニン姐さんの一言一言も世の真実を突いてる気もする。美人さんだから言ってるのではない。たぶんだけど。クソみたいな人間でさえ持つ、ちょっとした優しさが垣間見えた「あとは跳ぶだけ」「天使と氷砂糖」が特に好きだ。それにしても父ちゃんの作る鶏腿飯、排骨飯が美味そうだ!!

  • やも さん

    台湾×入れ墨が身近にある世界を【ぼく】の目線で描かれる。入れ墨っていう一見強さにも見えるんだけど、その実本当のところは弱さの裏返しなのかも。そして希望でもあるし、後悔でもあるのかも。アングラで、何かしらの煙たい匂いが漂ってきそうな景色を、まだ幼く縁のなさそうな【ぼく】が見てるってのが新鮮。こんな所で終わるなよ、世界は広いんだと思われてる気持ちと、ぼくはここのいい所も知っていると感じている気持ちと、何かと反立が成り立っているカンジ。なんか翻訳本みたいだったな〜🤔

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人物・団体紹介

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東山彰良

1968年台湾生まれ。73年より日本で生活。91年大学卒業後東京にて航空会社勤務の後、大学院に進学。経済学修士課程を修了し、中国へ留学、博士課程中退。通訳業を経て大学の非常勤講師をする傍ら、執筆。2002年、『逃亡作法 TURD ON THE RUN』にて第1回『このミステリーがすごい!』大賞・銀賞

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