2050年のメディア

下山進

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163911175
ISBN 10 : 4163911170
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
下山進 ,  
追加情報
:
440p;20

内容詳細

読売、日経、ヤフー、インターネット後の地殻変動を描く。紙かデジタルか?技術革新かスクープか?慶應SFC、伝説の講座から生まれた一冊。

目次 : 読売はこのままでは持たんぞ/ 最初の異変/ 中心のないネットワーク/ 青年は荒野をめざす/ 読売を落とせ/ ライントピックス訴訟一審/ 戦う法務部/ 日経は出さない/ 真珠のネックレスのような/ 朝日、日経、読売が連合する〔ほか〕

【著者紹介】
下山進 : 日本の新聞がこの10年で1000万部の部数を失っていることを知り、2018年4月より、慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授として、講座『2050年のメディア』を立ち上げる。1986年早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1993年コロンビア大学ジャーナリズムスクール国際報道上級課程修了。上智大学文学部新聞学科非常勤講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • びす男 さん

    ネットによる大波が、新聞のビジネスモデルを壊した。情報はマスコミから一方的に出されるのではなく、さまざまな発信者から送り出され、「タダ」で消費されている■巨大販売網を持つ全国紙は「イノベーターのジレンマ」に直面している…かと思えば、Yahooも同様に悩んでいたとは意外だ。最初の対応を誤ったかに思えた読売新聞も、じっくり次の一手を模索している■「編集の独立に固執すべきでない」というレポートの衝撃。一方、終章では日刊新聞法によって言論が守られている側面も紹介される。記者・会社員として、超えるべき壁が見えた。

  • おさむ さん

    部数の減少が止まらない新聞業界。他方で、ネット業界も生き残り競争が激しい。紙とデジタルという2つの土俵を舞台に展開するメディアの攻防は、まるで2時間ドラマを観ているかのよう。紙にこだわり続ける読売新聞、いち早くデジタルシフトに成功した日本経済新聞、新聞のニュースを使って巨大ポータルサイトになったYahooの凋落。三者三様の社内事情や人間模様が面白い。この20年間の日本のメディアで起きた変化が、トピックや不祥事などを交えて事細かに説明されている。マスコミ業界志望者にとっては必読書かも。

  • hatayan さん

    1990-2010年代にかけて新聞社とヤフーがインターネットとスマホというパラダイムシフトに対応しようとした記録。 新聞社の旧来の風土では変化を受け止めきれず、新聞の比べ読みサイト「あらたにす」、新聞の読者にタブレットを配布する「ヨミタブ」は失敗。一方日経はデジタルの時代を予見し紙に見切りをつけ、ネット主体に舵を切り収益を確保します。活版からコンピュータでの新聞作成に移行する70年代の新聞社の苦闘を活写し、86年の大宅賞を受賞した杉山隆男『メディアの興亡』の21世紀版として読み継がれるべき一冊と思います。

  • koji さん

    私の名古屋市の賃貸マンション(約50戸)で、紙の新聞を購読しているのは私一人。通勤の地下鉄で新聞を広げているのを見るのは年に数える程。本書は、新聞メディアの地殻変動を、朝日、読売、日経、ヤフーの攻防を軸に、時系列で追ったノンフィクションで、正に冒頭の状況の背景を綴ったものですが、それでも日本は米国程急激な低下に見舞われていません。その要因は本書に書かれていますが、いずれ緩慢な死に至るのは必定で、各社共権力亡者達の妨害を打破し、健全なジャーナリズムを維持すべく格闘を続けています。頑張れ志あるジャーナリスト達

  • yokmin さん

    日経は紙の新聞からデジタルに、比較的スムースに移行しつつある。なぜだろうという疑問は、本書を読んで解明できた。先行するダウジョーンズ・ウオールストリートジャーナルという見本があったのだ。

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