旅する絵描き タブローの向こうへ

いせひでこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163910642
ISBN 10 : 4163910646
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
56p;21X28

内容詳細

モネ、ゴッホ、ロダン、マティス…名画をめぐる物語に触発されて浮かぶ、画家を目指した日のパリ。湧き上がる「絵を描くこと」への思い。大人にも、そして絵が好きな子どもたちにも、贈りたい絵本。

【著者紹介】
いせひでこ : 伊勢英子。画家、絵本作家。1949年札幌生まれ。東京藝術大学卒業後1年余パリで生活。講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞美術賞、ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    これは絵本というよりも、いせさんのご自分のたどってきた道を振り返りながらのエッセイと、その時々のカラフルな作品を収められている本です。いまとは異なる画風のパステル画があったりして楽しめます。また原田マハさんが週刊誌に連載されていた「美しき愚か者たちのタブロー」の挿絵集が最後に掲載されていて楽しめました。

  • MI さん

    いせひでこさんのこれまでの旅をしながら描いたエッセイのような絵本。時折いせさんが追っていたゴッホの話がでてきたり。最後の後書きにいせさんと原田マハさんとが出会ったことが書かれていた。マハさんも旅する作家だと書かれていた。この本を読んで、「美しき愚か者たちのタブロー」が読みたくなった。この本の絵をいせひでこさんが担当している。週刊文春に連載された本で、連載当時のいせさんの挿絵がモノクロで載せられておりとても興味深かった。旅する2人の作家。マハさんといせさんが描く世界を読むのが楽しみになった。

  • kanegon69@凍結中 さん

    原田マハさんの「美しき愚か者たちのタブロー」の連載の挿絵を描かれた、いせひでこさんの絵本。実はマハさんの本のハードブックカバーになんだかとびきり美しい爽やかな絵が描かれているなと思ったのがきっかけでした。こんな素敵な絵本作家さんがいたとは知りませんでした。どの絵もマハさんの小説に沿って書いたというよりは、いせさんの感性と主張を強く感じました。淡くて優しくて、でも自分には言いたいことはあるんだ!という絵だと感じました。添えられている文章も素敵です。マハさんの小説をきっかけに知ることができてよかったと思います

  • Smileえっちゃん さん

    図書館本です。モネ、ゴッホ、ロザン、マティスと、いせさんの名画を巡る旅。そしていせさんの若いころの思い出を巡る旅でもあったのですね。エッセイとモネやゴッホの絵をモチーフに自分で感じたままを描かれている。最後、原田マハさんが連載されていた「美しきおろか者たちのタブロー」の挿絵が描かれています。マハさんは「いせさんの絵は私の物語の翼になったと言われている。「旅する絵描き」と「旅する作家」素敵なお二人のコラボですね。

  • ぶんこ さん

    「美しき愚かものたちのタブロー」の挿絵を描かれた伊勢さんの、絵本のようなエッセイでした。芸大卒業後僅かなお金だけを持って単身パリへ渡り、美術館通いをしながら過ごされた日々と絵。正直その頃の伊勢さんの絵には心惹かれない絵も多かったのですが、リュクサンブール公園の絵は素敵でした。乏しいお金をやりくりして、下宿先や美術館無料パスの手続きをされた意欲というか絵に対する情熱には感動しました。こうした日々があっての伊勢さん、そして素晴らしい絵本なのだと思いました。

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人物・団体紹介

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いせひでこ

伊勢英子。画家、絵本作家。1949年生まれ。13歳まで北海道で育つ。東京藝術大学卒業。創作童話『マキちゃんのえにっき』で野間児童文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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