安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由

相澤冬樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163909578
ISBN 10 : 4163909575
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
追加情報
:
304p;19

内容詳細

今なお燻る森友学園疑惑。その報道の最前線で活躍したNHKのエース記者が退職した。何があったのか? 渾身のノンフィクション。


なぜ放送されないんだ!

政権を揺るがす「森友事件」の報道の最前線で活躍したNHKのエース記者が突如退職した。何があったのか?

著者は「森友事件」の発覚当初から事件を追い続けたNHK大阪放送局の司法担当キャップだった。次々に特ダネをつかむも、書いた原稿は「安倍官邸とのつながり」を薄めるように書き換えられていく。NHKでも検察でも東京vs.大阪のせめぎ合いが続く中、ついに著者は記者職からの異動を命じられた。記者であり続けるために職を辞した著者が、事件の核心、取材の裏側、そして歪められる報道の現在を赤裸々に明かす、渾身のノンフィクション。

はじめに
第1章森友報道は「忖度」で始まった
第2章一転して大報道合戦〜小学校認可の行方〜
第3章クロ現製作ですったもんだ〜けんかの末に仲間に〜
第4章注目を集めた籠池理事長夫妻の人物像
第5章国有地問題から補助金詐欺へ〜焦点を移す検察の捜査〜
第6章背任の実態に迫る特ダネに報道局長激怒
第7章籠池前理事長逮捕の舞台裏
第8章取材体制変更で担当を外された私
第9章森友事件追及弁護団(仮称・阪口弁護団)の活躍
第10章 近畿財務局職員の自殺が残した謎
第11章「口裏合わせ」の特ダネに圧力再び〜プロの記者はこうして取材する〜
第12章 強者記者列伝〜5本の指に入る記者+と、もう一人の優れもの記者〜
第13章 個性豊かな検事たちとの愉快なやり取り
第14章 急転直下の検察捜査、財務省は全員不起訴 〜そして私は記者を外された〜
終章 NHKから大阪日日新聞へ〜森友事件の取材は続く〜

あとがき

【著者紹介】
相澤冬樹 : 大阪日日新聞(新日本海新聞社)論説委員・記者。1962年宮崎県生まれ。ラ・サール高校、東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。山口放送局、神戸放送局、東京報道局社会部記者、徳島放送局ニュースデスク、大阪放送局(大阪府警キャップ)、BSニュース制作担当などを経て、2012年大阪放送局に戻り、2016年司法キャップとなる。2018年8月NHKを退職し、同9月から大阪日日新聞へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
♪今日は吉原堀の内中州すすきのニューヨー...

投稿日:2021/04/11 (日)

♪今日は吉原堀の内中州すすきのニューヨーク〜強きを助けっ弱きを憎むっ!マスコミも政治家もまさにそう。中にはマシな人もいるんでしょうけど、この人たちは、持ちつ持たれつガッチリですから。思わずシングルを引っ張り出して聴きました。お口直しにB面のDOWN TOWNも。わかっていたことですが、読んでいて気分が悪くなりました。

serena26 さん | 愛知県 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro さん

    発売直ぐに予約したにも関わらず、忖度のせいか、ようやく読めました。新鮮な情報はありませんでしたが、報道記者のリアルを興味深く読みました。私の高校の大先輩Oキャスターも安倍総理に睨まれ、左遷されました。いずれにしても政治家がメディアを歪めてはいけません。

  • AICHAN さん

    図書館本。昨年3月に予約してようやく手に取った。森友学園問題を最初に取り上げたのはNHK大阪の著者だった。森友学園の新小学校建設に関して不当に安い値段で国有地が払い下げられた疑いがあり安倍明恵の関与を匂わすニュースだった。しかしNHK大阪のデスクは安倍昭恵の扱いを小さくした。その後も著者は森友問題を取材していくが、NHKは人事異動で著者を記者から外した。安倍政権べったりのNHKの忖度からの人事だった。著者は新たな記者人生を送るためNHKを退職する。安倍政権は権力を持ちすぎている。

  • R さん

    森友事件をどのように調べていたか、どこまでわかっていて、何を伝えようとしていたかを解説しながら、記者とは、取材とは、交渉とはどういうものか教えてくれるような本でした。非常に面白くて、言質を取るということは、こういう会話によって行われるのかと、その思考方法とやりとりとが興味深くて、目を啓かされるようでした。政治めいた内容は、そういうものなのか、続報を待たなくてはならなく、もっぱら取材がどう行われているかの解説が重要で、ニュースの信頼性について考えさせられました。報道って面白い。

  • つきかげ🌙 さん

    大阪NHKで森友事件をおい、その後記者をやめさせられた筆者。転職して引き続き事件を追う。昔ながらの熱血取材姿勢に、NHK上層部が反応してしまったのか。タイトルは「安倍官邸に忖度するNHK vs 熱血記者」の方がしっくりくるかもしれない。 NHKの内部情報の暴露はどうかと思うが、それだけ怒りが激しかったのだろう。

  • テクパパザンビア さん

    面白かった。天下のNHKのニュースも安倍官邸には忖度するのか…残念です。森友、加計、桜を見る会とか安倍さんやるよね〜トランプより金正恩よりリーダシップがあるかもねー。在職歴代最高になったからそろそろお辞めになられたら如何ですか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

相澤冬樹

1962年宮崎県生まれ。大阪日日新聞(新日本海新聞社)編集局長・記者。東京大学法学部卒業。87年、NHKに記者職で入局。山口放送局、東京報道局社会部記者などを経て、2012年より大阪放送局。森友事件の発生直後から追い続け、数々の特ダネをつかむ。18年8月NHKを退職、同年9月より現職場(本データはこ

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品