ストロング・スタイル

行成薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163908823
ISBN 10 : 416390882X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
320p;19

内容詳細

「強さとは何か」父母や友人らの言葉を得て、二人のレスラーが、たどりついた「答え」とは。父の影響でプロレスファンになった御子柴大河は、少年の頃からの夢を叶え、日本最大のプロレス団体・JPFのトップレスラーへの道を駆け上がる。しかし、プロレス人気は凋落の一途をたどっていて…。一方、大河の同級生、小林虎太郎は、抜群の運動神経を持ちながら、体が小さいことを理由にイジメを受け、心に傷を抱えていた。その後、「イジメ撲滅」を標榜するインディープロレス団体に入団するが、ある理由から悪役レスラーに転向することに。天性のスターと、不遇の天才。境遇は違えども、「強さとは何か」を求め続ける二人。団体経営に大きな影響力を持つマッチメイカーたちの思惑が交差する中、大河と虎太郎は、マットの上で、答えを見つけることができるのか―。

【著者紹介】
行成薫 : 1979年、宮城県生まれ。東北学院大学教養学部卒業。2012年『名も無き世界のエンドロール』(『マチルダ』改題)で第二十五回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やも さん

    【ストロング・スタイル】=実力至上主義。プロレスは命と魂をかけたショー。ほぼ初めて知るプロレスの世界に胸がドキドキ。あぁ、今すぐ男になってドロップキックをしてみたい、バックドロップされたい、体と心を鍛えて闘いたい、自分の限界を試してみたい…!!🤼💥【受けの美学】か。そんな目でプロレスを見たことなかった。自分に自信と勇気がなければ出来ないこと。いつだって危険と隣り合わせ。けど、やるんだよね、だって彼等はプロレスが好きだから!!そして幕の開ける因縁試合。その結末は…。ふぅ、アツくいい話だったぜ。★4.5

  • 雅 さん

    プロレスはショーだと思うし筋書きのあるドラマだと思う。だからといって鍛え上げられた肉体や磨き上げられた技術を見て、アツくなる事にウソは無い。【受けの美学】があるプロレスこそ最強です

  • りんご さん

    私の今読みたい内容が全てここに詰まっていた!泣いた。興行である事、台本がある事、分かった上でも肉体のぶつかり合いは痛い、そして苦しい。技を掛けられたら受ける、強いから受けるのだ。レスラーは強いのだ。行成さんだから、回想シーンがぽんぽこ出てくる、心地よい。登場人物達、みんながいろんなものを背負って戦ってる。はー、泣きすぎて頭痛え。

  • むぎじる さん

    ベビーフェイス(善)とヒール(悪)、選手のさまざまな因縁は、プロレスでは欠かすことのできない存在である。ファンはもちろんフィクションであることを知りながら楽しんでいるが、それが現実のことだったら・・・。いつの間にか苦しい道を歩まされ、恨むことが原動力となってしまった小林虎太郎と、スポットライトを浴びて輝く御子柴大河の関係はまさに陰と陽。2人の立場の違いに涙し、息が詰まるほど感情移入してしまった。フィクションでありながら臨場感にあふれ、プロレスの楽しさやるせなさがギュウギュウに詰まった大満足の1冊。

  • KI さん

    傷のひとつひとつが受け入れる強さの証明なんだ。

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人物・団体紹介

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行成薫

1979年生まれ。宮城県仙台市出身。東北学院大学教養学部卒業。2012年『名も無き世界のエンドロール』(『マチルダ』改題)で第25回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。21年『本日のメニューは。』で第2回宮崎本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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