愛のかたち

岸惠子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163907314
ISBN 10 : 4163907319
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
240p;19

内容詳細

『愛のかたち』―「愛しているんだ。ただ今は、この愛に埋没したくない」化粧品会社のパリ駐在員、渚詩子は、フランスの監獄から少年を脱獄させたいという奇妙な弁護士、ダニエルと知り合う。この出逢いをきっかけに、恋愛に疎かった詩子は愛の不思議に身をゆだねる。『南の島から来た男』―「わたしは楽園向きの女ではないと思う」新聞社のパリ支社で働く藤堂華子は、モーリシャス島出身で一文無しの青年ドムと、パリの屋根裏部屋で暮らすようになる。しかし、ドムにはある秘密があった。華子は愛とジャーナリストの矜持の間で揺れる。

【著者紹介】
岸惠子 : 女優・作家。横浜市出身。『君の名は』『雪国』『細雪』などの名作に出演。40年あまりのパリ暮らしを経て、現在は日本に居を移しフランスと日本を往復する。作家、ジャーナリストとしても活躍。『ベラルーシの林檎』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『風が見ていた』『私のパリ 私のフランス』『わりなき恋』など著書多数。2011年、フランス共和国政府より芸術文化勲章コマンドールを受勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じいじ さん

    「わたしは好かったよ。じいじには少し軽いかもね…」と妻から手渡された岸恵子の恋愛小説。つかみで「少し軽い」の意味を感じた。前作の『わりなき恋』のような熱く燃える恋話と違った。著者は、静かに燃え上がっていく男と女の心の内を描きたかったのだ、と読後に思った。自己満足度は、前半50点、後半90点で合格です。性愛シーンの描写がないのは、いくらか物足りなさをを感じるが、ともにキャリアに生きるおとなの心の機微を丁寧に描いた恋愛小説は、なかなかいかしていますよ。

  • 優希 さん

    以前は響かなかった恋愛の形も、今になってはスッと入ってきます。

  • ミーコ さん

    「わりなき恋」に続き 岸さん2冊め。前作は余りにも庶民からかけ離れた世界で 想像するも難しい感じでしたが、今回は(これも庶民的ではありませんでしたが)話に入り込みました。山スキーでの出来事が衝撃的で そんな悲劇が襲うなんて・・・と固まってしまいました。『愛のかたち』は色々有るのだと教えられました。2編めは余り印象に残らず・・・でした。

  • ひめ さん

    いろんな愛のかたちがあるんだなぁ。でも実際にはありえないだろうなぁ(環境の違い?)と思いつつ読みました。女性ががんばりすぎて、なんでこんなに片意地はっているんだろうと。もっと肩の力を抜けばいいのに。

  • なっく さん

    はて、なんでこの本を読むことにしたんだっけ?と思いつつも大変に読みやすく、あっという間に読了。さすが小説家志望で、しかもフランス人と結婚(&離婚)した実体験もあるのだろうが、女優の書いた本とは思えない本格的な小説だった。とはいえ恋愛関係は危険かつ甘過ぎてやや食傷気味。あーフランスってこんなとこだよね、とか、フランス人てこういうとこあるよな、とか思って読んだ。(残念ながらフランス人と恋愛経験はなく 笑)サン=ルイ島は外から見たことしかないけど、どんなとこなのかな。

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