ユニクロ潜入一年

横田増生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163907246
ISBN 10 : 4163907246
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
309p;20

内容詳細

ワンマン経営に疲弊する現場を克明に描く潜入ルポルタージュの傑作!

サービス残業、人手不足、パワハラ、無理なシフト、出勤調整で人件費抑制――。
「(批判する人は)うちの会社で働いてもらって、どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたい」
そんな柳井正社長の言葉に応じ、ジャーナリストはユニクロの店舗への潜入取材を決意。妻と離婚し、再婚して、姓を妻のものに変え、面接に臨んだ――。

「週刊文春」誌上で大反響を呼んだ「ユニクロ潜入ルポ」をもとに、一年にわたる潜入取材の全貌を書き下ろした。読む者をまさにユニクロ店舗のバックヤードへと誘うかのような現場感に溢れたルポルタージュである。気鋭のジャーナリストが強い意志をもち、取材に時間をかけ、原稿に推敲を重ねた読み応えのあるノンフィクション作品が誕生した。

序 章 突きつけられた解雇通知
第一章 柳井正社長からの招待状
第二章 潜入取材のはじまり
イオンモール幕張新都心店@(二〇一五年十月〜十一月)
第三章 現場からの悲鳴
イオンモール幕張新都心店A(二〇一五年十二月〜二〇一六年五月)
第四章 会社は誰のものか
ららぽーと豊洲店(二〇一六年六月〜八月)
第五章 ユニクロ下請け工場に潜入した香港NGO
第六章 カンボジアブラック告発′サ地取材
第七章 ビックロブルース
ビックロ新宿東口店(二〇一六年十月〜十二月)
終 章 柳井正社長への潜入の勧め

【著者紹介】
横田増生 : 1965年、福岡県生まれ。アイオワ大学ジャーナリズムスクールで修士号。93年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務め、99年フリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    周囲で「最近ユニクロ高い」という言葉を続けて耳にし、FRという会社に興味が沸いてきた。検討のつく内容の列挙で、一面的な見方や、重箱の隅をつく意地悪な指摘もある。衣服に感心も知識もない著者が「安価な値段相応の品質」と断じるのも疑問であれば、工場や販売現場の観点からだけ不満を拾い出し、商品開発/企画の実力や情熱がスポイルされている点も気になる。人手不足と管理職への皺寄せはユニクロに限ったことではなく、これだけコストカットしても「最近高い」と一刀両断されてしまう市場の世知辛さは、もはや一企業の問題とは言えない。

  • kinkin さん

    週刊文春に連載された記事の単行本化。著者はの増田増生氏。潜入取材というのは海外ではよく行われる手法ということだ。氏は苗字を合法的に変えて潜入する。ユニクロに限らず収益を上げ続けたり急成長する企業の背景には本書にも出てくる違法な残業や目標必達のための無理なノルマ、経費削減として労働時間カットなど本来は糾弾されるための事象が蔓延していると思う。グローバル化によって海外でも日本同様またはそれ以上のことも起こっている。そして最近起こっている大手企業の品質問題。効率化・収益大の陰で泣くのはいつも一般労働者だと思う。

  • 遥かなる想い さん

    週刊文春に掲載された記事をもとにしたユニクロ潜入レポートである。 現場のアルバイトとして 働く視点と、潜入取材という緊迫感が新鮮で 正直面白い。 ユニクロという身近な企業の現場が 働く側の視点で 丹念に描かれた、作品だった。

  • Tanaka さん

    記事が出たときにかなり話題になった潜入の話。カラダを張って潜入するのもすごいし、体験しかからこそわかる「ブラックさ」というのが出ていて言葉にも重みがある。「やりがいの搾取」だけをする会社では働きたくない。

  • それいゆ さん

    数あるブラック企業の一つがユニクロで、作者はユニクロにエールを送っているのかな?という気もしました。私は定年退職でしたが、ユニクロとは比べようもないブラックな職場に勤めていました。ひどい時期は毎朝7時に出勤、終業は午後9時。毎日5時間月100時間の残業、うち90時間はサービス残業。上司に命令された残業ではなく、仕事が追いつかないので仕方ない残業です。帰宅してからも深夜まで仕事をしていました。よくもったものです!元気に無事定年を迎えて家族には感謝です。再雇用なんかゴメンでした。今は好きなことをしています。

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