陰陽師 玉兎ノ巻

夢枕獏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163905181
ISBN 10 : 4163905189
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
300p;20

内容詳細

月の蝕が起こる夜、奇異なる兎が晴明を呼ぶ―二本足で立ち、人の言葉を話す兎が探していたものとは。今宵も晴明と博雅が、平安の京の怪異の挑む。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    夢枕獏は、新作中心に読んでいる作家です。シリーズ30周年の記念作品の本作は、秋や月をテーマにした短編が多く、正に今の季節、秋の夜長に打って付けの1冊です。どの作品も幽玄で優雅に味わえますが、オススメは女性の情念が切ない「輪潜り観音」と「水化粧」です。現在進行形の全集を完読するプロジェクトが完了したら、「陰陽師」完読プロジェクトを立ち上げようかなぁ!

  • れみ さん

    安倍晴明と源博雅が登場するシリーズ15作目。晴明の家でふたりで酒を飲みながらつらつら話すうちなにやら依頼が舞い込むお約束の展開だけどそれが良い。そしてそういう展開のなかでこの不思議な現象の原因や晴明がこれをどう解決しようとしていて博雅はそこにどう関わってくるのかを分からないなりに予想したり想像するのも面白い。それにしても博雅は相変わらず無意識に事態を解決に導く働きをするところが素晴らしい。そして「道満月下に独酌す」は道満のちょっと切ない感じのお話。最近は晴明や博雅が登場しないお話も結構あるけどそれも好き。

  • KAZOO さん

    このシリーズも最近はいつも単行本と文庫で2回づつ読んでいます。文庫化するまで待てなくてという状態が続いています。いくつかの短編が収められていてマンネリのような気もするのですが、いい心地で読んでしまいます。道満も出てきてすっかりいい人間になってしまっています。この中では月蝕に絡んでの玉兎ノ巻が結構いい話でした。

  • 紫 綺 さん

    陰陽師シリーズも早30周年になるのか…。いつものように季節を愛でながら、酒を酌み交わし、数多の妖し事を均していく。以前より禍々しきものは減り、心温まる話が多かったような気がする。

  • Rin さん

    [借本]題名と表紙のイラストがぴったりの内容。お月様も兎もしっかりと登場して、今の季節に読むことができてよかった。人や自然、季節の移ろいを感じつつ、ヒト以外のものの存在感がしっかりと在る。人外の怖ろしさ、ヒトの怖ろしさもしっかりと浸み込んだ物語。ただ怖いだけでなく、そこに潜んでいる理由や人間の心情がどこか寂しかったり、悲しかったりと余韻を残してくれる。道満さんはすっかり悪い人という印象が消え去ってしまって人間味が増している。このシリーズは30周年ということですが、もっともっと続いてほしいです。

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人物・団体紹介

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夢枕獏

1951年、小田原生まれ。東海大学卒業。『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞、『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞、『大江戸釣客伝』で第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、第46回吉川英治文学賞を受賞。2017年に第65回菊池寛賞、第21回日本ミステリー文学大賞を受賞。18年には紫綬

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