ゆけ、おりょう

門井慶喜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163905020
ISBN 10 : 4163905022
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
325p;20

内容詳細

幕末の京都で出会った「世話のやける弟」のような男・坂本龍馬と結婚したおりょう。夫を呼び捨てにし、酒を浴びるほど飲み、勝海舟にも食ってかかる「妻らしからぬ」振る舞いに、龍馬の周囲からは離縁を迫られる始末だった。しかし寺田屋事件で龍馬の命を救ったおりょうの名はとどろき、二人は仲むつまじく薩摩から長崎へ。その旅は、ハネムーンなのか、戦場への門出なのか。いつのまにか英雄になってしまった夫に、自分は何をしてやれるだろう。どんな世話がやけるだろう―龍馬に惚れながらも自立した魂が輝く「門井版おりょう」の物語。最旬エンタテインメント歴史長編!

【著者紹介】
門井慶喜 : 1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業(日本史専攻)。2003年「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。2015年『東京帝大叡古教授』で直木賞候補となる。2016年『マジカル・ヒストリー・ツアー』で日本推理作家協会賞評論部門受賞、『家康、江戸を建てる』が直木賞候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    門井慶喜さんは初読みです。坂本龍馬の妻・おりょうの生涯を描いた作品。おりょうの思い切りの良さ、侠気さに楽しく読了。おりょうと言えば寺田屋事件や薩摩への新婚旅行等の印象が強かったが、生まれ育ちや最期については初めて知る。ただ気の強い、思い切りの良い女性の痛快な話しで終わらせず、坂本龍馬を突然に喪ってからの哀しみ、放浪、落剥を描いていたのも物語に深みが出て良かったです。明治に入り再婚したおりょうが陸奥宗光邸を訪れ、屈辱を味わいながらも夫の許に帰る場面が印象的。心配な人間を放って置けない姿に母性を感じた。良作。

  • いつでも母さん さん

    読みやすく一気に読了。おりょう・・私はあんたじゃないから言えるのだけれど、哀しくないかい?そうさね、そんなこたぁ大きなお世話さねぇ。とにかく、あの時代、あの一瞬を活きたんだねぇ。ちょいと羨ましくもあるよ・・おりょうから観た龍馬とその時代なのだが、こんなに『おりょう』中心の話もなかなか無いよね。土佐の方々にはおりょうの存在が見えないのか、見たくないのか・・龍馬亡き後のおりょうの生き方が逞しいが、どうしても私には哀しく思えるのだった。こんな作品もたまには良いな。

  • とし さん

    おりょう目線からみた坂本龍馬も面白いですね、おりょうと言えば、寺田屋で龍馬に危険を知らせた、龍馬の妻で日本で初めて新婚旅行をした人と思い浮かべるが、龍馬の死後の苦労もいろいろと大変だったようでが、幕末を豪快に生き抜いた人だったんでしょうね。

  • Aya Murakami さん

    決戦!新選組の作者の一人の作品として紹介 門井さんにしては珍しい単純直情型主人公の話。次々と余計なことをしゃべるトラブルメーカーなおりょうが爽快。悪意のないトラブルメーカーってにくめませんよね。策士な主人公を描くイメージが強い門井さん自身はちょっぴりおりょうさんを持て余しているみたいでしたが…。

  • ゆみねこ さん

    龍馬の妻・おりょうさん。伝説ともいえる寺田屋事件の顛末や、薩摩へのハネムーンなど、興味深く読了しました。だけども、私はこの面倒くさい女性とは友達にはなれないだろうなぁ。下戸なので、大酒飲みとは付き合いきれない(笑)

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