コーランには本当は何が書かれていたか?

カーラ・パワー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903385
ISBN 10 : 4163903380
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
440p;20

内容詳細

女性はベールやヒジャーブで身体を覆い、肌を見せてはいけない。女性に教育を受けさせてはいけない。女性を打擲するのが夫の務めだ。ムハンマドが九歳の妻を娶っていたことは小児性愛の肯定だ。ジハードで死ぬと楽園の七二人の乙女という報酬を約束されている。コーランには、実はそんなことは一言も書かれていない!アメリカ人女性ジャーナリストが、友人のイスラム教の指導者とともに、コーランを実際に読む。

目次 : 楽園に七二人の乙女はいない/ 第1部 起源を探る(「不穏」な三行/ 狂信者はどこにいるのか?/ ムハンマドの虚像と実像/ マドラサでコーランを学ぶ/ ユースフの物語)/ 第2部 女性の闘い(男と女は違うのか?/ 歴史に埋もれた九〇〇〇人の女性たち/ ムハンマドが最も愛した少女/ イスラム教と性/ 「女性章」を読む)/ 第3部 政治と信仰(コーランのイエス・キリスト/ 異文化といかに向き合うべきか?/ イスラム教と正義/ ビン・ラディンも引用した「剣の章句」/ 死と来世)/ 多様性を受け入れる

【著者紹介】
カーラ・パワー : 1966年生まれ。ロンドン在住、無宗教のアメリカ人ジャーナリスト

秋山淑子 : 翻訳家。1962年生まれ。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • さきん さん

    女性はベールやヒジャーブで身体を覆い、肌を見せてはいけない。女性に教育を受けさせてはいけない。女性を打擲するのが夫の務めだ。ムハンマドが九歳の妻を娶っていたことは小児性愛の肯定だ。ジハードで死ぬと楽園の七二人の乙女という報酬を約束されている。コーランには、実はそんなことは一言も書かれていない!アメリカ人女性ジャーナリストが、友人のイスラム教の指導者とともに、コーランを実際に読む。

  • スー さん

    マララさんはタリバンは女性に学ぶなと言うがコーランにはそんな事は書かれていない、間違っていると本に書いていたので、実際どうなのか?と思い読みました。この本は筆者のカーラさんが友人のアクラム・ナドウィー師にコーランの疑問への問答や解説や古い文献の調査の結果が主な内容です。意外だったのは、イスラム教徒も過激組織も殆どの人がコーランを熟知しておらず読んだ事も無い人も多くいるという事です。コーランは読む人によりかなり解釈が変わるために彼等は一部分を都合良く解釈しているだけ。イスラム教の初期から中期には布教や説教に

  • tom さん

    イスラム教をコーランの最初に戻って解読しようという本。コーランやこれに基づく様々な言説は、イスラム教徒の置かれた社会的、文化的状況によって現れたものである。本質は、とても平等、平和な宗教なのだということを書いてある。

  • 牧神の午後 さん

    物事先入観に問われてみることを偏見というわけで、ジハードを叫びテロルを実行するイスラム教徒はおそらくは少数派な訳で、大多数は良識を持ち、敬虔に生きようとしているのだと私は信じているし、今回の対話集もまたそうであったのだと思う。−−というか相当な人格者です。書名もあえて原題からひねってあるのだけれど、逆にこの対話集の本質を示していて、訳者グッジョブです。

  • Enzo Suzuki さん

    本の特異性はまず著者に。フェミニズムに傾倒した無宗教のアメリカ人女性。そんな彼女が女性にたいしては差別的とも言われるイスラーム教の厳格な聖典解釈者との対話からなる本書。考えること多し。良書。

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カーラ・パワー

ジャーナリスト。全米図書賞、そしてピュリツァー賞で二度、ファイナリストとなった。幼少期をセントルイスで過ごし、イラン、インド、アフガニスタン、エジプト、およびイタリアで暮らした経験もある。1990年代に『ニューズウィーク』誌でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、その後は『タイム』誌、『ニュ

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