赤い博物館

大山誠一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903347
ISBN 10 : 4163903348
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
267p;20

内容詳細

企みを、看破せよ―!キャリアながら“警視庁付属犯罪資料館”の館長に甘んじる謎多き美女と、一刻も早く汚名を返上し捜査一課に戻りたい巡査部長。図らずも「迷宮入り、絶対阻止」に向けて共闘することになった二人が挑む、難事件。予測不能の神業トリックが冴え渡る、著者初の本格警察小説!!

【著者紹介】
大山誠一郎 : 1971年生まれ。京都大学推理小説研究会出身。サークル在籍中は「犯人当て」の名手として知られた。2004年、『アルファベット・パズラーズ』でデビュー。2013年、『密室蒐集家』で第13回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんたろー さん

    大山さん2冊目。『密室蒐集家』でも「巧い本格ミステリを書く人だなぁ」と思ったが、本作も見事な連作短編が5作… 迷宮入りしている事件を犯罪資料館という閑職にいる二人(キャリアなのに変人の館長・冴子と捜査一課から左遷された刑事・寺田)が紐解いてゆく…二人のキャラは薄いながら鰹出汁の吸い物のようにシッカリ味付けされているし、事件も伏線を丁寧に張って一作毎に趣向を変えていて懐石料理のように感じた。パズルとしてのミステリも悪くないが、本作は人情が絡んでいるのも好みだった。シリーズ化ができると思うので期待したい🎶

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    連作短編集。犯罪資料館に左遷された刑事がコミュニケーション能力の劣る館長の指示で情報収集して過去の事件を再捜査していく安楽椅子に近い感じ。復讐日記が一番よかった。

  • takaC さん

    謎めいた美人上司と自信過剰気味で血気盛んな助手という探偵小説でのテンプレコンビが過去の迷宮入り事件を次々に解決していくお話。どの事件も当時マジメに捜査していればそもそも迷宮入りしなかったのではないのかというのは小説だから気にしてはいけない。ところでこの赤い博物館=警視庁付属犯罪資料館は実在するのでしょうか?装丁画はCGだよね?

  • いつでも母さん さん

    表紙に惹かれてお初の作家さん。ちょっと帯に騙された感が有るものの、なんとなく読了した。キャリアながら謎の美人館長・緋色とその部下となった寺田が保管されている犯罪資料から、事件を解決させるという短編連作。緋色の寺田に対する話し方に、最後まで咽喉に小骨が刺さった感じがあり、推理もどこか理屈っぽくて・・(汗)まぁ、それをメインキャラにしているのだなと自己完結しておく。これはおそらくシリーズになるのだなぁと思うが、読むか私?迷うな(笑)

  • じいじ さん

     明け方、「早く起きて、続きを読みなさい!」と夢で急き立てられた。初読みの作家、初めて味わうシリアスなミステリー小説だ。ムダな遊びや装飾や演出描写を、すべて削ぎ落とした簡潔な文体がいい。犯人探し―推理小説の面白さを存分に堪能できた。主人公は、過去の事件の証拠品を管理する資料館(通称:赤い博物館)館長の緋色冴子。美人で警視のキャリア。捜査一課を左遷させられた刑事をつかって迷宮入り事件を再捜査、犯人を暴き出す痛快さが何とも小気味好い。簡単明瞭に一件落着…と思いきや、どんでん返しが待っています。

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