虚ろまんてぃっく

吉村萬壱

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903286
ISBN 10 : 4163903283
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
308p;20

内容詳細

人間が大嫌いになったり、我慢ならなくなったり、耐えられなくなった人に贈る、不穏でグロテスクで、時に美しい作品群。

【著者紹介】
吉村萬壱 : 1961年、愛媛県松山市生まれ、大阪で育つ。京都教育大学卒業後、東京、大阪の高校、支援学校教諭を務める。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。2003年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 青蓮 さん

    Twitterのフォロワーさんのオススメより。10篇からなる短編集。どの作品もグロテスクでえぐみの効いた、不条理で狂気の影が黒々と落ちる救われない世界が広がる。生理的に気持ち悪い表現もあって、久々に嫌な気分になりました(褒めてます)。まともな感覚の人であれば、目を背けたくなるであろう、この作品は人間厭世の腐臭に咲いた1輪の花のようである。綺麗で優しい作品が横溢する今日に於いて私は寧ろ、この狂った作品が生まれる限りはまだ人間として大丈夫な気がする。1番のお気に入りは「家族ゼリー」。気持ち悪さが最高でした。

  • 優希 さん

    短編集です。何とも言えずおぞましく不気味な印象でした。最初のうちはさほどでもなかった不快さが、読み進めてもとことん続く不愉快さに具合が悪くなりそうになりました。斬新な描写などもあり、興味を引くところもあるのですが、全体を通せば鳥肌が立つような嫌気に襲われます。特に『家族ゼリー』のおぞましさは言葉にできません。後味が悪く、吐き気をもよおしそうになると分かっているのに読まずにいられない毒性を孕んでいるのがこの人の恐ろしいところだと思いました。

  • いたろう さん

    シュール、アブノーマル、カオス、ホラー。それでいて、ナンセンスと見せて、計算つくされた虚構。これはまたとんでもない短編集。作者は、あとがきで、これを書いた人間は少し頭がおかしいのではと自虐的に書いているが、それとて作品に自信があるからこそ言える言葉なのだろう。特に、死ぬまで歩き続けなければならない(死ぬことでそこから解放される)人生を戯画化した1作め「行列」が、初期の筒井作品を思わせて強烈な印象を残す。と、思えば、「夏の友」のように純粋に素晴らしい文学作品もあり、やはり芥川賞作家だったのだと。

  • 安南 さん

    五感を駆使した描写には『ボラード病』のときにも感激しましたが、今回は特に多彩な臭いの表現に恐れ入りました。オドラマシステム以上です。 リアリティが過ぎて何度も胃液がせり上がりました。『家族ゼリー』あたりからは、なるべく目を合わせないよう注意して読みました。ある意味ワクチン効果はあると思います。これで抗体ができれば、どんなおぞましい状況に陥ってもたいしてダメージを受けずに済むような…。お気に入り⁉︎は『樟脳風味枯木汁』『歯車の音』『大きな助け』

  • harass さん

    10本の短編。悪趣味グロ後味の悪いものばかり。私小説的な作品もある。こういうものには抵抗がないと自負しているがあまり好ましくないと感じた理由は、ユーモアが乏しいせいだろうか。ソローキン、木下古栗、平山夢明などを連想するがこの作家独自のものはなにかと考えるとうーむ。まだ芥川賞受賞作は未読であり、「臣女」は良かったと思うが、ちょっと評価に困ってしまった。まだ未読の作品があるので一応全部読んでみるつもりではいるが。

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人物・団体紹介

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吉村萬壱

1961年愛媛県松山市生まれ、大阪府枚方市育ち。京都教育大学卒業後、東京、大阪の高校、支援学校教諭を務めた後、専業作家に。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。2003年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞、2016年『臣女』で第22回島清恋愛文学賞受賞(本データはこ

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