中野のお父さん

北村薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903255
ISBN 10 : 4163903259
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
284p;20

内容詳細

〈本の達人〉が贈る新名探偵シリーズ

体育会系な文芸編集者の娘&定年間際の高校国語教師の父が挑むのは、出版界に秘められた《日常の謎》!

□「応募してませんよ、わたしは」
新人賞最終選考に残った候補者からの思いがけない一言は?(夢の風車)
□「実は、扱いに困っている手紙がありましてね」
ある大物作家に宛てた女性作家の手紙には愛の告白が?(幻の追伸)
□「わたしは殺人事件の現場に行き合わせることになったわけです」
定期購読者の話を聞いているうちに思いもよらない事態に?(茶の痕跡)

ほか、大手出版社の文宝出版を舞台に繰り広げられる8つのミステリーの推理の結末やいかに……。〈円紫さんと私〉〈覆面探偵〉〈ベッキーさん〉シリーズほか、多くのファンを唸らせてきた名手による、新たな名探偵コンビが誕生。
(文藝春秋HPより)


【著者紹介】
北村薫 : 1949年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。高校で教鞭を執りながら執筆を開始。89年『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞受賞。2006年『ニッポン硬貨の謎』で本格ミステリ大賞(評論・研究部門)受賞。09年『鷺と雪』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    以前、北村薫は女性作家だとばかり思っていました。印象は変わりましたが、新作を中心に何冊か読んでいます。本作はミステリというよりもほのぼのとした謎解き連作集です。8篇の中では「冬の走者」がオススメです。サンタクロースを信じる女の子がメチャ可愛いです。中野のお父さんはかなり著者に被っている気がしますが、主人公の田川美希のような娘もいるのでしょうか?

  • 紅はこべ さん

    文学的謎、日常の謎、犯罪絡みの謎、北村さんらしいミステリを目一杯詰め込んだ感じ。『煙の殺意』読み損ねていたの思い出した。北村さん得意の落語と俳句がネタの「闇の吉原」が良かったな。このヒロインは〈円紫師匠と私〉のヒロインよりは、同じ編集者でも読書量は少ないみたい。向こうは「虫のいろいろ」は絶対読んでいる。北村さんが女性の視点から目上の男性を描くのが多いのは、男性視点で描くのが照れ臭いのかな。にしても仲の良い一家だ。牧歌的と言えるくらい。次作ではお兄さんも出るかな。

  • Yoshihiko さん

    ほのぼのした面白い作品でした。こんな素敵なお父さんになりたいものです。そのためには物知りにならねば....?

  • Aya Murakami さん

    図書館で借りた本。 物理的な距離はちょっと離れていてもいつも見守ってくれるような感じの父親。こういう父親がほしかったです。 本に詳しいお父さんがさわやかに書物の謎を解決する短編連作。牡蠣の話はお父さんから話がそれるおやつ的な話でしたが…。本に限らずコレクション癖のある人なら茶の痕跡は心に響くことだろう。大事なコレクションに危害を加える話は本に限らないでしょう…。捨てたい妻・集めたい夫という感じで…。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    連作短編集。久しぶりの日常の謎系でイイ感じです。やっぱり北村さんはこういう系統が自分的には好み。夢の風車が一番好き。

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北村薫

〈北村薫〉1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。89年「空飛ぶ馬」でデビュー。「夜の蝉」で日本推理作家協会賞受賞。ほかの著書に「ターン」など。

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