変わらないために変わり続ける マンハッタンで見つけた科学と芸術

福岡伸一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163902524
ISBN 10 : 416390252X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
追加情報
:
285p;19

内容詳細

マンハッタンで虫捕り網を振り回したら

米国の母校に客員教授として2年間戻ったハカセ。本場の最新研究の驚き、科学者の眼による発見に満ちた当地の事情を叙情豊かに語る。

【著者紹介】
福岡伸一 : 生物学者。1959年東京都生まれ。京都大学卒。アメリカ・ロックフェラー大学研究員、ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授などを経て青山学院大学教授。2013年より2015年春まで、ロックフェラー大学に客員教授として赴任。本書はその間の思索や経験をもとに執筆された。「ネイチャー」誌に論文が掲載されるなど、最先端の分子生物学研究を経て、現在はより広い視座から生命全体のありようを探究する。文学、美術への造詣も深く、その筆致は文系読者からも高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 常磐条 さん

    エッセイって難しい。このテの文体に対しては“読みやすさ”よりもむしろ、“著者の不在感”や“とっかかりのなさ”だったりを感じてしまう。STAP細胞に関するネタを掲載したのは恐らく勇気だったのだろうが、ここにわかりやすく露呈している。福岡ハカセは人が良いのだろう。基本的に世の中を肯定してるように思われる。だが、本当に素晴らしいものはそうそう転がっているものではない。世に露出しているものに対する、わからなさや胡散臭さから目を背けない態度が思考停止を妨げてくれる。全てを認める寛容さよりも、今は一筋の規矩を得たい。

  • まーくん さん

    三年前購入したまま積読状態に。これまでの著作と何か雰囲気が違って食いつき悪かった。が、先日たまたま手に取ったら・・そのまま読了。動的平衡の福岡先生が2013−15年ニューヨーク、ロックフェラー大学留学期間、週刊文春に連載のエッセイ集。STAP細胞事件の問題点など、専門家の観点からの説明が非常に良かった。往々にしてスキャンダラスな面に注目がいくが、科学的にSTAP細胞の何がすごくて、どこに問題があるか素人にもよく理解できた。広くN.Y.事情からフェルメールまで論じてるが、やはり生物がらみが面白かった。

  • かさお さん

    福岡さんが若かりし頃、ポスドク時代を過ごしたニューヨークで再度大学で働く事になった時のエッセイ。10年くらい前の話。読んでたら、ニューヨークとかマンハッタンとか、オランダとか、色んな所へ行きたくなった。生物学者なんだけど、とにかく好奇心旺盛で、教養とユーモアと文章力があるので、面白い。色んな学問的な事も、今までは覚えようと思っても頭に入らなかったけど、福岡さんのおかげで、面白いという事が分かり始めてきた。歴史上の有名なあの人もこの人も私と同じ普通の人間、と興味を持てる。不思議な魅力。

  • akira さん

    久しぶりの福岡先生本。 大学時代の専攻が近いこともあり、よく手にとっていた先生の本だが気がつけば数年ぶり。しかも今回の内容は、ポスドク時代に先生が留学されていたロックフェラー大学への客員教授としての赴任ということもあり、アカデミックな雰囲気は自身の学生時代を想起させてとても懐かしかった。 一瞬でその場の記憶を思い出す瞬間がある。思えばガウンを着た経験も一度きり。学びの原点に思いを馳せる。 「学位を授与する側の教授たちも、学位を受ける院生たちも、黒い長いガウンを身にまとい、金色の房のついた帽子をかぶる」

  • taku さん

    ハカセ、客員教授として再びロックフェラー大学へ。日常の出来事や話題に科学見地をわかりやすく交えるエッセイは、興味ある内容と感触の良さで読み終わるのが惜しくなる。芸術関連は八章のみだけど、地元開催時に足を運んだ「フェルメール 光の王国展」、リ・クリエイト作品のことが書かれていて嬉しい。変化する世の中や環境にあって、自分自身がマクロ的に変わらないためにミクロで変わり続ける。私も平衡でありたいね。

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人物・団体紹介

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福岡伸一

1959年、東京都生まれ。京都大学卒業後、ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授・ロックフェラー大学客員教授。研究に取り組む一方、「生命とは何か」について解説した書籍や、絵画についての解説書、エッセイなどを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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