ブルース

桜木紫乃

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163901794
ISBN 10 : 4163901795
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
追加情報
:
236p;20

内容詳細

影山博人と八人の女たち。著者新境地の傑作。釧路ノワール、誕生。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    8つの作品からなる連作短篇集。すべての物語は博人を軸として展開する。その意味では『ホテルローヤル』と相似形の手法。釧路が主要な舞台。小説としての成功は特異な主人公の造型によるところが大きいが、プロットの運びから揺れ動く(博人は一切揺れないのだが)微細な心情表現にいたるまで実に練度の高さを示す。本書を読んでいて、ほんとうに上手い作家だと再認した次第。全体のトーンは釧路の情景を背景に暗く時に陰鬱でさえあるが、最後は明るさと未来へのかすかな展望をもって円環を結ぶ。

  • starbro さん

    平成27年2月の1作目は、桜木紫乃の新作連作集です。影があり美貌で性技巧に優れた男というのはメチャクチャもてるだんと思います。多指症というのもミステリアスさの演出に一役勝っているだろうなぁ!因みに人たらしで有名だった豊臣秀吉も6本指があったという説があります。【読メエロ部】

  • パトラッシュ さん

    釧路の貧民街で生まれ育った父親不明の六本指の男、影山。あらゆるマイナスを一身に背負いながら、人を操る天賦の才でのし上がっていく彼を関わった女の目線で描くのは作者が女性だからなのか。中村文則か花村萬月なら金と女と権力を求め最底辺から這い上がる男の一代記として、邪魔者は容赦なく破滅させ皆を服従させるアンチヒーローの物語を書いたはずだ。影山が間接的にしか登場せず、どの女にも優しいので隔靴掻痒の感が拭えないのだ。魅力的な悪役に不可欠な、冬の北海道の雪嵐よりも厳しい冷酷非情なカリスマ性を強烈に打ち出してほしかった。

  • yoshida さん

    釧路のスラムとも言える街に生まれた影山博人。彼は指が6本あった。その指を潰し、絶った影山。時は流れ、影山は釧路の夜の支配者となり隠然たる力を持つ存在となる。その時々の影山を、繋がった女性達の姿を通して描かれる。鬱屈した少年時代から様々な事柄を通じて成り上がったのだと思う。その過程が気になるも明かされぬのが気になるところ。何より、今一つ影山の魅力に気がつけなかった。なぜ女性達は影山に籠絡されていくのか。彼女達の持つ鬱屈や闇と共鳴するからであろうか。桜木紫乃さんの描く道東の街の空気感は健在で物語に浸れた。

  • 風眠 さん

    じっとりと湿気った空気、太陽なんて永遠にやって来ないような灰色の空。釧路という北の町を、こんなにも魅力的に書く作家を私はほかに知らない。暗黒、正体不明などの意味をもつノワールという言葉。六本の指、端正な顔立ち、どこか影をまとった雰囲気。影山博人という男はノワールを体現している。謎めいているから追いかけたくなって、恋とも愛ともまた違う感情で抱かれる。絶対に幸せにはしてくれない男、分かっているはずなのに、どこかで期待してしまう女心。博人という男と、通り過ぎていった8人の女たち。諦念と寂しさが連なる連作短篇集。

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人物・団体紹介

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桜木紫乃

1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞受賞。07年同作を収めた『氷平線』で単行本デビュー。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞、同年『ホテルローヤル』で第149回直木賞、20年『家族じまい』で第15回中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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