暗黒寓話集

島田雅彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163901718
ISBN 10 : 416390171X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
追加情報
:
196p;20

内容詳細

慈悲深い神は、万人に平等なのか?神の気まぐれに翻弄される人々の姿を描く、ポップでシュールな八つの短篇。

【著者紹介】
島田雅彦 : 1961年東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。1984年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞。1992年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞。2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞。2008年『カオスの娘』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 風眠 さん

    いろいろ、いろいろ、含みがありそうで、なさそうで。だから「寓話」なのかな。でも、「暗黒」というほどでもないな。『アイアン・ファミリー』『死都東京』『夢眠谷の秘密』『透明人間の夢』『名誉死民』『南部すたいる』『神の見えざる手』『CAの受難』・・・神さまの気まぐれに否応なく翻弄されてゆく人々。みんなどこか滑稽で、どうしようもなくって、だけど何か可愛げもあって。『世にも奇妙な物語』のような、うっかり別の世界に来ちゃいました的な、八つの短篇。硬質な文体の中に、どこか人をおちょくったような感じが見え隠れしている。

  • リッツ さん

    気がついたらジックリ入り込んで読んでいた。一度も躓かずに人生全うするなんて無いだろうと思うけど、大きな穴には堕ちたくないなぁ。

  • starbro さん

    最近の作品はかなりエンタメ化していますが、今回の短編集は初期の作品に近く懐かしく感じました。文学賞のメジャータイトル無冠のまま芥川賞選考委員まで登り詰めた島田雅彦大先生に直木賞や本屋大賞といったメジャーな賞を受賞させられる漢気のある出版社等は出てこないのでしょうか?村上春樹とある意味で同じ存在なのかな?

  • Mishima さん

    久しぶりに島田雅彦を読んだ。期待を遥かに超えた本だった。何かネガティブな感情を得たとして、昔とは違った感慨を持ったりする。すなわち心がこんな感情を味わうことができたのだ、というような。まして、本からいろとりどりの感情を得たとしたらなんと贅沢なんだろう、と。「アイアン・ファミリー」「死都東京」「夢眠谷の秘密」「透明人間の夢」「名誉死民」「南武すたいる」「神の見えざる手」「CAの受難」8編収録。—煮ても焼いても食えないもの—が「切実」に訴えてくる、手に取るみたいに、ね。

  • ブルームーン さん

    初読み作家さん。ちょっと不思議だったり、奇妙だったり、怖かったり、シュールだったりする短編集。文章がところどころ理屈っぽく感じる部分があり、読了に意外と時間が掛かってしまった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

島田雅彦

1961年生まれ。作家。法政大学国際文化学部教授。東京外国語大学ロシア語学科卒。1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、『虚人の星』で毎日出版文化賞、『君が異端だった頃』で読売文学賞を受賞。

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品