密室の神話

柄刀一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163901435
ISBN 10 : 4163901434
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
追加情報
:
407p;19

内容詳細

四重密室の謎を解け! 会心の書下ろし長篇

北海道の美術学校のアトリエで、男子学生の死体が発見された。だが現場は内部から幾重にも施錠され…「密室の詩人」三年ぶりの新作。

【著者紹介】
柄刀一 : 1959年、北海道夕張市生まれ。札幌開成高等学校、北海道デザイナー専門学院卒業。97年、『3000年の密室』が第8回鮎川哲也賞の最終候補作に残り、選考委員・有栖川有栖らの推薦を受け98年、同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 雪紫 さん

    「とりあえず柄刀さん、登場人物リストと密室の図解図と、関係者達の描いた絵が欲しいです。」冬の美大の別棟に男子生徒の遺体。装飾された現場と三重に閉ざされた扉と足跡のない密室の四重密室。彩るのは密室に囚われ悲劇に関わった人間達の群像劇。推理掲示板が写真まで載せて、再現度高いからこそ密室に図が欲しい!のはさておき、各人の背景が濃密で重い。だからこそ真のメインたる動機や選択にある種の納得と驚愕と同調がいくが、それで彼らが仮初でも救われるのかはわからない。なお某密室小説を思い出さずにはいられないのは結構いると思う。

  • RIN さん

    四重密室と学生たちの推理合戦というオーソドックスな新本格派ミステリ。この手の新本格派に一時期嵌ったものの、最近はいささか食傷気味。なのだが。柄刀さんのミステリは、なんだかもの哀しく寂しさ漂う世界観が好きでつい読んでしまう。お得意の美術系を舞台にしてるし、描写も絵画的で美しい。ただ。ミステリとしての完成度はイマイチ。謎が謎のまま残ってる、というか、そんな放置状態のまま終わっちゃっていいネタだったわけ??なところが不満かな。

  • だんじろー さん

    多くの方が言うように、これは感想を書くのが実に難しい。与えられたデータを手がかりにしての100%真相看破はそもそも不可能。もっとも、作者の思惑は密室の謎云々にあるのではなく、そこに至る動機の方が主題になっているというところに感心した。時代を感じさせるスパイスとして、ツイッターでのやり取りを組み入れたところも、自分は好意的に受け止めた。

  • こうちゃ さん

    雪・建物・部屋・錠。通報があり臨場した現場の異常な光景、そして四重密室の謎。登場人物が多く役割が中途半端、過去の事件までもが複雑に絡み合い、大きく広げた風呂敷に収まりきらず、ポロポロとこぼれた感があるのがもったいない。四重密室と事件の真相は良かったんだけどな〜。

  • いつでも母さん さん

    お初の作家さん。この方北海道出身なのね〜最近 北海道出身の作家さんが目につくなぁ。かなり好きな作家さん達がいます。昔は、三浦さん、原田康子さん、渡辺淳一大先生くらいしか頭に浮かばなかったのだが・・さて、本題だが・・ん〜ん、ごめんなさい。私の読解力不足なのだろうが、正直よくわからなかった(汗)誰にも共感も出来ずっていうか、残念ながら私向きの作品では無かったということで・・

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人物・団体紹介

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柄刀一

1959年、北海道生まれ。公募アンソロジー『本格推理』シリーズ(光文社文庫)への参加を経て、’98年『3000年の密室』で長編デビュー。ロマンティシズム溢れるテーマを揺るぎない論理で展開する知的な作風で、多くの熱狂的な支持を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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