電氣ホテル

吉田篤弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163901305
ISBN 10 : 4163901302
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
236p;20

内容詳細

二人の詩人の冒険に立ちはだかる謎につぐ謎、奇人また奇人!

停電調査の旅に出た詩人・オルドバと猿のチューヤー。
この世の二階から魔都・東京の夜景を見おろす詩人・シャバダ。
忽如として行方不明になった十数名の「児島」と、その謎を追う探偵・中田と相棒の探偵犬・終列車。
物語の行方は、この世の二階にあるといわれる、幻の〈電氣ホテル〉へ――。

奇怪にして愉快な活劇小説!

【著者紹介】
吉田篤弘 : 1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を行っている。2001年、講談社出版文化賞・ブックデザイン賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • めろんラブ  さん

    何が何だか、もう訳が分かりません。70名に上る登場人物(揃いも揃って奇人変人)が、爆風に煽られるが如く上を下への大騒ぎ。猛烈な勢いで物語にかっさらわれた私の理解やいずこ。冒険活劇奇譚&言葉遊びという体に思う存分乗っかれるか否かが、好みの別れ目でしょうか。私はというと、流石の装幀に嘆息しつつ、早くも続編を所望。と言うか、それがなければ謎が謎のまま、終幕なしの幕切れ。けれど、そもそも遊び心満載の作品ゆえ、「はい、これまでよ」もアリかも。訳の分からなささえ説得力のある、よく分からない魅力に溢れた不思議本。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    魔都・東京を舞台に総勢70人近くの〈主役級〉が登場するナンセンスでファンタスティックな物語。すこうる、すこうる、雨が降る。そして僕は、途方に暮れる。停電調査に赴く二人の詩人オルドバ&シャバダ、駱駝で映画フィルムを運ぶモンドリアンとシノゴノ他(人物紹介で字数が尽きる)が奏でる言葉遊びに振り回されて、物語の中を彷徨いました。めざすは〈この世の二階〉。そこに【デンキホテル】があるらしい。売りは〈電気仕掛け式昇降機〉。ルイス・キャロルの『スナーク狩り』に匹敵するわからなさ。スタイリッシュな装丁。すごいな、この本。

  • けい さん

    めくるめく幻想の中、何が現実で何が虚なのか??混沌とした世界観の中に存在する電氣ホテル。存在しているのか?していないのか?果たして、今読んでいるのは、物語の中の現実か、それとも物語の中の物語?考えても意味がない!渾然一体となった世界観、物語の帰結はどこへ向かう。都の大停電を回避する事はできるのか、??だらけの物語。本の装丁はもちろんクラフトエヴィング商會、いい雰囲気で物語に時代的な味付けをしてくれます。さて第二幕はどんな風になるのやら?

  • あや さん

    やっと読み終えた…。 最初の感想はこの一言。 物語の中に中々入り込めず、一度は読むのを断念したけど諦めずにチャレンジして良かった。 物語の中に入ってしまうと後はフワフワと漂うばかり。 早く続きを読みたいのに、読み終えてしまうのが勿体なく大切に大切に読んだ。 読み終えた今は、続編が読みたくてたまらない。 

  • りーぶる さん

    これは難しい方の吉田さん作品。他の方だと挫折するはずなのに、吉田さんなら読める不思議。漢字、平仮名、カタカナ、外来語、並列の「」、縦列の「」。ページからリズムが溢れてくるようで、まるで紙芝居か戯曲…そんな語り口調に巻き込まれ、乗せられ、どんどん次のページを欲する自分。奇人が次から次へと現れ、巻末にまとめられた一覧を見ればざっと大きく76人(多分)。誰が誰でどこへいく?パラレレワールドに陥り、不安になって、どこへ戻ろうかとページを戻しかけたら、要になる人がきゅっと締めてくれる心地よさ。第2幕は既に準備済み。

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