半導体探偵マキナの未定義な冒険

森川智喜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163900858
ISBN 10 : 4163900853
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
286p;19

内容詳細

坂巻正行は17歳の男子高校生。のんびり帰宅部の大人しい青年だが、彼には非線形人工知能学分野の権威である祖父がいた。祖父は現役引退後、研究所にこもって人間そっくりのAI搭載探偵ロボットを開発、依頼人に派遣するボランティアをおこなっていたのだ。ある日、3体の探偵ロボットがエラーを起こし、勝手に町に出て「探偵」活動を始めてしまった。半導体探偵マキナと正行のコンビは、あちこちで「捜査中」と思われる「探偵」たちを、見つけ出すことができるのだろうか?

【著者紹介】
森川智喜 : 1984年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。専攻は物理学。大学在学中は推理小説研究会に所属する。2010年、『キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』(講談社BOX)でデビュー。二作目の『スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ』(講談社BOX)は、第十四回本格ミステリ大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takaC さん

    少し前に読んだ本(『赤い博物館』かな?うろ覚え)の巻末広告にあったのを見て図書館から借りてきて読んだ。中高生向けなのかとも思えなくもないが色々ウィットに富んでいて自分は好きだな、こういう小説も。恥ずかしながら探偵ロボットたちの名前も含めて元ネタ不明なのも多々あったのは、自分の勉強不足。

  • takaC さん

    このノリが無性に読みたくなり再読。そろそろ文庫にならないだろうか。

  • R さん

    ロボット探偵とドタバタ事件を解決していくお話でした。推理小説なんだけども、どちらかというと論理クイズに近い感じで、いくつかのバグを抱えた探偵ロボが、どういう論理間違いの末、今の行動を起こしているか、そこを推理しながら解決していくというお話でした。人死にが出ることもなく、のんきな事件を解決していくのでほのぼの読めるのもよいところでした。物語はともかく、推理へのアプローチが論理というところが面白いと思えた本でした。

  • ミーホ さん

    マキナかわいい!!マキナ面白い!!表紙だけ見たら絶対手に取らないタイプだけど、「キャットフード」から今のところハズレなしの森川智喜作品は今回も安定の面白さ。ロボット探偵マキナが追うのは、エラーで暴走中の先輩ロボット探偵3体。もう、このシチュエーションだけでシビレる。普通の探偵と違うのは、ロボットならではの驚異的な頭脳だったり、身体能力だったり。三途川シリーズ「スノーホワイト」の魔法の鏡で推理しちゃうバリに『ずるーい!!』だけどかわいくて許しちゃう。読み終わって背表紙のチョキチョキがまたたまらなくかわいい。

  • あなほりふくろう さん

    冒険というには内輪モメみたいなもんだし、ミステリにしては解決あっさりだし。だけどこれマキナのキャラが可愛く立っているものだから、ゆるいレベルでは結構楽しめたのでした。定義エラーによる暴走というのもAIらしいけど、探偵ロボットたちの推理の仕方が人間の探偵モノと違ってAIの力押しだというのが面白い。例えれば、将棋ソフトがあらゆる可能性を全検索して完全解を探し出すような、そんなやり方。AIの思考は人間とは別物だと分かりやすく示してるのは、自分には意外と新鮮に映りました。

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