辞書になった男 ケンボー先生と山田先生

佐々木健一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163900155
ISBN 10 : 4163900152
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
347p;20

内容詳細

一冊の辞書(『明解国語辞典』)をともに作ってきた二人はなぜ決別したのか?なぜ一冊の辞書が二つ(『三省堂国語辞典』『新明解国語辞典』)に分かれたのか?―昭和辞書史最大の謎がいま、解き明かされる。NHKで放映された傑作ノンフィクション(ATP賞最優秀賞)。

目次 : はじめに 「光」と「影」/ 序幕 『三国』と『新明解』/ 第1幕 「天才」と「助手」/ 第2幕 「水」と「油」/ 第3幕 「かがみ」と「文明批評」/ 終幕 「人」と「人」/ おわりに こ・と・ば

【著者紹介】
佐々木健一 : 1977年、札幌市生まれ。早稲田大学卒業後、NHKエデュケーショナル入社。ディレクターとして『にっぽんの現場』、『仕事ハッケン伝』などの番組を担当し、日本語バラエティ『みんなでニホンGO!』、哲学番組『哲子の部屋』の総合演出を手がける。NHK以外でも『ヒューマン・コード』(フジテレビ)、『知られざる国語辞書の世界』(BSジャパン)などの特別番組の企画・制作を行った。『ケンボー先生と山田先生〜辞書に人生を捧げた二人の男〜』は、2013年4月にNHKBSプレミアムで放送され、第三〇回ATP賞最優秀賞(情報・バラエティ部門)を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鉄之助 さん

    タイトルがいい。辞書を作った、でなく「辞書になった男」。辞書に魂を売り、取り憑かれ、呑まれてしまい、ついに辞書そのものになってしまった、対照的な二人の巨人。 決定的なある時点を挟んで、二人は決別するのだが、その時点の特定が、サスペンスを読むようでドラマチック。佐々木健一の考古学者さながらの、”真実”を掘り起こす手練手管が鮮やかだ。

  • マエダ さん

    これは凄い。二人の辞書編纂者のおいたちも勿論面白いが、ミステリー仕立てで進んでいく話の内容に引き込まれてしまう。時点:「一月九日の時点では、その事実は判明していなかった」

  • おいしゃん さん

    読書会でのオススメ本。いやぁ面白かった!国語、文章が好きな人なら、間違いなくゾクゾクできる。二人の辞書職人が、それぞれ固い信念のもとで、違ったベクトルの辞書を作り上げてゆくさまが描かれるが、まさに三浦しをん「舟を編む」のノンフィクション版といったところ。終始「舟を編む」の映画のシーンが頭によぎり、どっぷり入り込むことができた。やっぱり「ことば」は面白い!今度「新明解」もじっくり読んでみたい。

  • へロム さん

    辞書に個性があるとはこの本を読むまで思ってもいませんでした。辞書の言葉の定義は普遍的なものであって、言葉の意味さえ分かれば良いと思っていましたが、認識を改めました。ケンボー先生と山田先生の二人の辞書編纂にかける情熱とその確執は想像を絶する内容で、分厚い本にも関わらず、ページを捲る手がとまりませんでした。小説ではありませんが、「舟を編む」に優るとも劣らないと思います。オススメです。【図書館本】

  • kinkin さん

    1冊の辞書、「明解国語辞典」を編纂してきたケンボー先生こと見坊豪紀と山田先生こと山田忠雄。のちに二人は「三省堂国語辞典」と「新明解国語辞典」に分裂することになる。その経緯や、言葉集めに全力を注ぐ辞書編纂人の数々のエピソードや苦労について書かれている。ケンボー先生の「ことばは、静かに生まれる」、山田先生の「ことばは不自由な伝達手段である」という言葉が印象に残った。三国と新明解について、「客観」と「主観」、「短文」と「長文」、「かがみ」と「文明批評」という対比もなるほどそうかもしれないと思った。

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人物・団体紹介

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佐々木健一

1943年(昭和18年)、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科修了。東京大学文学部助手、埼玉大学助教授、東京大学文学部助教授、同大学大学院人文社会系研究科教授、日本大学文理学部教授を経て、東京大学名誉教授。美学会会長、国際美学連盟会長、日本18世紀学会代表幹事、国際哲学会連合

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