水軍遙かなり

加藤廣

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163900131
ISBN 10 : 4163900136
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
加藤広 ,  
追加情報
:
589p;20

内容詳細

水平線の彼方を見たい!信長、秀吉、家康、三人の天下人に仕えた九鬼守隆の波乱の生涯を描く長篇歴史小説。

【著者紹介】
加藤広 : 1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、54年に中小企業金融公庫に入庫。その後山一證券に転じ、同経済研究所顧問などを経て、中小企業やベンチャー企業のコンサルタントを務めるかたわら、ビジネス書の執筆や講演活動を行う。2005年『信長の棺』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ケイ さん

    村上水軍の武吉もそうであったように、水軍が活躍出来なくなる時代〜天下統一〜となると、彼らは半ば隠居のような暮らしを強いられるのだなぁ。武士が全ての上に立つ時代には、水軍のシステムはもはや時代遅れとなる。郷愁をよび起こす後半だった。

  • けい さん

    信長、秀吉、家康。3人の天下人に仕えた九鬼水軍。九鬼守隆の目を通して当時の日本を語っていく物語。時代に翻弄され、叱咤されて生きていく、荒々しくも狡猾、豪胆でありながら繊細な当時の魅力的な人々を描き出す。派手な合戦の描写などないが、情勢を淡々と語っていく語り口が、逆に三人の天下人の内に秘めたる熱き思いを雄弁に物語る。守隆の熱い心、現代なら宇宙に向けて夢想していただろうか?夢と現の狭間で、ひたすら生き抜いた男たちの、どこか儚い物語だった。

  • 藤枝梅安 さん

    九鬼水軍の嘉隆・守隆の2代を描いた作品。新聞に連載され、加筆して単行本化。600ページ近い長編。前半から中盤は、九鬼水軍の成り立ちと発展が、嘉隆・守隆を中心に進む。中盤以降は信長→秀吉→家康の権謀術数を史実を基に描き、後半は関ヶ原の合戦から徳川幕府成立、九鬼水軍衰退を足早に物語る。キリシタン(スペイン・ポルトガルのカトリック勢力)と「紅毛人」(英国を含むプロテスタント)の間の、日本を属国とするためのせめぎ合いも絡め、硬質の歴史小説となっているが、小説としての面白さは前半だけ。後半は史実を追ったのみ。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    昔読んだ白石一郎氏『戦鬼たちの海ー織田水軍の将・九鬼嘉隆』に比べ、嘉隆の息子で、頭脳明晰・新進の気質に富んだ守隆を主人公に据えて描く、信長・秀吉・家康の時代。信長は水軍の機動力を利用したまで・秀吉は水軍を陸の軍団の指揮下に置こうとした・家康は将来の南蛮水軍の襲来に備え、独自の水軍が必要と考えている、と守隆は父・嘉隆に、石田三成ではなく家康側に付く決断を示す。敵方水軍との海戦描写は少なく、その意味では盛り上がりに欠けるが、信長が惨敗した木津川での毛利水軍戦。その三年後、九鬼嘉隆に水軍総指揮を取らせた→

  • Gummo さん

    志摩鳥羽藩初代藩主・九鬼守隆の生涯を描く長編歴史小説。マイナーな主人公と約600ページの大ヴォリュームとに少々怖気づき(笑)、読み始めるのに時間がかかったものの、読んでみると意外と読みやすく、主人公のマイナーさもかえって新鮮だった。強大な水軍を夢見つつも、激動の時代と強者に翻弄される九鬼一族。荒波を渡る船同様、その舵取りは非常に難しい。父・嘉隆の最期は哀れ。小田原城攻めにおける海戦や風魔異人説など、知らなかったことも多く勉強になった。★★★☆☆

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品