熱望

水生大海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163820804
ISBN 10 : 4163820809
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
222p;20

内容詳細

清原春菜。31歳、独身、派遣OL。田舎暮らしを嫌い、実家を出て働いていた春菜は、男に金を騙し取られ、派遣先からも仕事を切られてしまいます。実家に援助を頼もうとするも、騙されたとは言い出せず、ついには毎日の食事にさえ困窮するように…。それでいて、彼女はどこか明るく、前向きなのです。―気がつけば、私たちは春菜の一挙手一投足から目が離せなくなっています。

【著者紹介】
水生大海 : 三重県出身。1995年、秋田書店より漫画家デビュー。2005年、第1回チュンソフト小説大賞(ミステリー/ホラー部門)銅賞受賞。2008年『少女たちの羅針盤』で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞し、翌年に本格デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    結婚詐欺に遭い200万円を騙し取られた主人公。自分も何とかして馬鹿な男から金を巻き上げてやると思い立つが、果たして人生そう上手く事が運ぶのか・・。短絡的で自己中、自意識過剰、行き当たりばったりと言おうか、その場しのぎと言おうか、世の中舐めてんのかと思える共感度ゼロのその馬鹿さ加減には嫌悪を通り越して苦笑が漏れるほど。イヤミス要素を含んだ転落サスペンスではあるが、主人公の謎の前向きさが作用しノリは軽め。だが、転がり始めたら一抜け出来ないその着地点まで、下世話な興味を掻き立てる筆致はさすがだった。

  • モルク さん

    31才の未婚女性春菜が主人公。結婚相談所で出会った男性は詐欺師、金を持ち逃げされ、文句を言いに行った結婚相談所は倒産。その上、派遣切りにあい、家賃も光熱費も払えず、追い詰められた彼女は他人に成りすましては男を騙して渡り歩く。どんどん転落していく姿は全く共感できないが、その「諦めない」ところは立派。それがまた、あだになるのだが。本当の愛に目覚めたと思ったら…。このままどうなるのか。テンポもよく、読みやすい。

  • タイ子 さん

    この主人公は一体何なんだ?と思わせる作品。31歳の女性が派遣切りにあい、結婚相談所で知り合った男は結婚詐欺、文句を言いに行った相談所は数日後倒産。お金も男も、仕事も消えた女性は反撃に出る。今度は自分が詐欺師になってやると。男を探し物をねだり、お金をもらう。そして、それが度を超えた時彼女の運命がまたまた狂い始める。それでも彼女は明るく生きる。って、おいおい!そんなポジティブでいいのか?共感はできないが、つい笑ってしまうほど前向き、すぎる。彼女の生き先を知りたくて読むのが止まらない。いやぁ、イヤミスだわ。

  • nyanco さん

    水生さんの持ち味が非常に良く出た作品でした。ホントに後味の悪いイヤミス…褒め言葉ですよ!何で私だけ…、何故私がこんなことに…最初は騙されたOLが、なら私も…と悪に手を染めていく。結婚詐欺というほど大金ではなく、ばれない程度に小金をせしめて…しかし、彼女のことを知る人物が現れ…ついに戻れない一歩を踏み出してしまった。彼女のような破滅型が足を踏み外し、成り行き任せで生きていく様子って自分とはタイプが違うからよく解らなかったんだけど、何となくこういう人ってこういう思考タイプなんだな…と感じられました。続→

  • chiru さん

    奪われたものは奪い返す性格で、泣き寝入りを選択しない人生を選んだ彼女の末路は…。どこかで諦めればよかったのに。『諦めない』って良い方にも悪い方にも転じてしまうから難しい。はじめて本当に好きになった人に出会った彼女に待っていた驚愕のラスト。通勤電車で読み終えるくらいスピーディに読めました。★3

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人物・団体紹介

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水生大海

三重県生まれ。2008年、『罪人いずくにか』でばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞し翌年、同作を『少女たちの羅針盤』と改題しデビュー。14年、「五度目の春のヒヨコ」で日本推理作家協会賞短編部門の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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