バーニング・ワイヤー

J.ディーヴァー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163817101
ISBN 10 : 4163817107
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
追加情報
:
477p 19cm(B6)

内容詳細

突然の閃光と業火―それが路線バスを襲った。送電システムの異常により、電力が一つの変電所に集中、爆発的な放電が発生したのだ。死者一名。これは事故ではなかった。電力網をあやつる犯人は、ニューヨーク市への送電を予告なしに50%削減することを要求する。だがそれはNYに大停電を引き起こし、損害は膨大なものとなると予想された。FBIと国土安全保障省の要請を受け、科学捜査の天才リンカーン・ライムと仲間たちが捜査に乗り出した。しかし敵は電気を駆使して罠をしかけ、容易に尻尾をつかませず、第二の殺戮の時刻が容赦なく迫る。一方でライムはもう一つの大事件を抱えていた―宿敵たる天才犯罪者ウォッチメイカーがメキシコで目撃された。カリフォルニア捜査局のキャサリン・ダンスとともに、ライムはメキシコ捜査局をサポートし、ウォッチメイカー逮捕作戦を進めていたのだ。ニューヨークを人質にとる犯人を頭脳を駆使して追うリンカーン・ライム。だが彼は絶体絶命の危機が迫っていることを知らない―。

【著者紹介】
ジェフリー ディーヴァー : 1950年、シカゴ生まれ。雑誌記者、弁護士を経て、世界的ベストセラー作家に。科学捜査の天才リンカーン・ライムを主人公とするシリーズが代表作

池田真紀子 : 上智大学法学部国際関係法学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    二件目の事件発生までがやや長く感じるが、それ以降は一気に加速。今回はシリーズ物ならではの展開が色々含まれていて、その点も良い。プラスキーやデルレイ、そしてウォッチメイカー。メインキャラ達のサイドストーリーも豪華。特にプラスキーはどんどん存在感が増している。デルレイの10万ドルの件は私的には有り得ないのでちょっとイメージダウン。ウォッチメイカーも今作で格段に好きになった。半面、捜査進行時の犯人との出し抜き合いが大人しめ&ウォッチメイカーとライムの頭脳戦がもはや御都合主義に。次作でどう展開するのか楽しみ。

  • R さん

    安楽椅子探偵ではないけども、車いすに乗った優秀な捜査官が二つの事件を追っていくというお話。大きく迂回しながら、最終的に二つの事件が解決していく様が面白かった。電気を使った恐ろしいテロとの戦いなんだが、犯人に騙され続けていくんだが、寸手のところで回避したり、少しずつ迫っていくと見せかけて実わといった感じが次々と展開して楽しかった。スマートな展開がかっこいい小説でした。

  • 財布にジャック さん

    今回の敵は電気でした!ライムにとっても手ごわい敵でしたが、電気の知識0の私には、シリーズ中1番の難敵で、読むのに苦労させられました。このシリーズはハズレが無いので、今回も期待に胸膨らませながら読み始めましたが、お馴染みのキャラクター、ドキドキする展開、どんでん返しと、予想通りのまるで「水戸黄門」のような安定の作品です。そして、今回はフレッドとロナルドがいい味出してました。

  • at-sushi@ナートゥをご存知か? さん

    チーム・ライム今回の敵は高圧電流を操り無差別殺人を図るデンセンマン(←知らんがな)。久々のデルレイニキの多羅尾伴内(←俺も知らんがな)ぶりや、あっち向いてバキッ!こっち向いてバキッ!とミスリードの連続パンチに弄られる安定の面白さに加え、とある来客にブチ切れるトムや、プラスキーやアメリアへのライムの思いが描かれる最終章は、最早家族小説、恋愛小説のような味わい。JD、キテるよ。エレキテるよ。 それにしても、今そこにある静電気にビビりまくりな俺氏、こうしてキーを打つのも怖くなるわ。ん、誰だ?こんな所にみz

  • よむよむ さん

    今回の敵は“電気” 今更ながらそのパワーの恐ろしさを思い知る。サマーズの電気に対する三か条が実際的でわかりやすい。彼のキャラも好きだなあ。次作以降にも出てきて欲しい。で、やっぱり気持ち良くひっくり返されてしまうんだなっ それも十分読めたはずの方向にっ! くやしいけどうれしいって、典型的なドンデン症候群だよね〜 さらにディープな展開が… 未読の方、ご期待くださいっ

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