ある男

木内昇

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163816401
ISBN 10 : 4163816402
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
追加情報
:
318p 19cm(B6)

内容詳細

岩倉具視暗殺未遂事件の処理に暗躍した警察官、会津の民のために奔走した元京都見廻組の男、国会開設を檄文で訴える岡山の隠れた俊才―日本近代の産声にかき消された叫びと祈り。中央政府の大義に屈せず、彼らはそのときたしかに生きた。

【著者紹介】
木内昇 : 1967年、東京生まれ。出版社勤務を経て、2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。2008年『茗荷谷の猫』刊行、翌年第二回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。2011年『漂砂のうたう』で第一四四回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    明治維新後の世を生きる男達の短編集。「一両札」での贋造の仕事へかける誇りと、帰順部曲の若者達の拙速さとの鮮やかな対比。そして有平糖で知る贋造の弟の、贋造を想う気持ちに胸が熱くなる。「女の面」での瀬喜の恐ろしさ。「道理」で福島県の自由民権運動に触れられていて、楽しく読めました。「フレーヘードル」で遂に胸襟を開ける相手を見つけた男の感動と、姑の小気味良さ。どの短編も滋味深い良さがありますね。世の中が大きく動く時、様々なドラマが生まれる。懸命に生きる市井の名も無き男達の淡い輝きが詰まっています。安定の良作です。

  • 藤枝梅安 さん

    理想を持って運動を始め、同志が集まって流れが形成されるが、見かけの成功を収めると腐敗が始まる。「集団」とか「権力」とはそういうものなのだろう。明治初期を舞台に薩長政権の陰で「維新の後始末」をする男たちや、「権力」に乗っかろうとする人々を見て、その浅ましさに呆れ、「権力」から外れていく男たちを描く。「明治維新」という荒療治が実は現代にもその病巣を残し、未だに「権力」の構造が変わらないことを、この小説は無名の「男」に語らせている。「男」の名前を出さず、普遍性を持たせる反面、周りの人物造形・描写も巧みである。

  • naoっぴ さん

    【時代・歴史週間@月イチ】明治維新後の混沌とした時代背景の中で生きる男たちの物語。とてもとても良かった!「ある男」のタイトルどおり、主人公は「男」としか表記されない。使命感に燃える男、世渡りで生きる男、頑固な職人、信念をもつ男…様々な名もなき市井の男たちが、それぞれ確かな心理描写でもってここに息づいている。混迷する政治事情も交え、どの話も実に骨太。またすんなり終わらせない皮肉なラストが妙に現実味を帯びていてどの話も秀逸!中でも「女の面」「道理」が好きです。読みごたえ大満足の短編集でした。

  • 財布にジャック さん

    明治初期の有名な人達も沢山登場していますが、それぞれの短編の主役は名も無き男達です。ちょっと地味過ぎる気もしますが、派手さがない分リアルに感じられます。史実をふまえて巧く書かれていて、全てが本当の話なのかと勘違いしてしまうほどです。更に、明治という時代にスポットを当てた小説はあまり読んでいないため、新鮮な気持ちで読むことが出来ました。ただ読んでいて、あまり楽しいというタイプの小説ではないので、人にお勧めしにくいかなぁと思います。

  • nico🐬波待ち中 さん

    御一新後、政の中心だけでなく、生き方から物事の価値観等何もかもがいきなり変わってしまった。そんな世間が戸惑う中での、名もなき「ある男」達の奮闘ぶりを描いた短編集。新たな時代の突然の到来に男達は慌てふためきながら進んでいく。特にそつのない男の逆襲を描いた『喰違坂』、江戸っ子の職人気質親爺vs頭でっかちな若造の『一両札』、外交と内政の板挟みに悩む『猿芝居』は読了後の余韻がいつまでもざわざわと残る。歴史上名前は残らないけれど、確かにあの激動の時代の中で精一杯生きた男達。どの短編もタイトルの付け方が絶妙だった。

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人物・団体紹介

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木内昇

1967(昭和42)年東京生まれ。出版社勤務を経て独立し、インタビュー誌「Spotting」創刊。2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。11年に『漂砂のうたう』で直木賞、14年に『櫛挽道守』で中央公論文芸賞・柴田錬三郎賞・親鸞賞、『雪夢往来』で中山義秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行さ

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