かけおちる

青山文平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163814308
ISBN 10 : 4163814302
フォーマット
出版社
発行年月
2012年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
249p 19cm(B6)

内容詳細

なぜ妻は逃げたのか。二七年の歳月を越えていま真相が明らかになる。

【著者紹介】
青山文平 : 1948年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学第一政治経済学部経済学科卒業。経済関係の出版社に18年勤務した後、経済関係のフリーライターとなり、2011年第18回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Lara さん

    地方小藩の執政、阿部重秀は地方再生に向け興産事業に励む。妻が駆け落ちし成敗するが、結果的に生き残る。二十数年後、娘も駆け落ちする。最終的に、重秀夫婦は一緒に、新たな人生航路に向かうが、その時既に婿は、自害していたことを知らない。この時代の武士は、常に武士とはどうあるべきかを考え、死の意識をもっていたのか。

  • とも さん

    ★★★★いい小説である。文体、構成、内容何をとっても秀逸である。そのなかに潜むミステリーの謎解きにおいても、流行りのこれみよがしにちゃぶ台をひっくり返すドンデンではなく、あくまで淡々としっとりと語る所までもが好み。

  • ヒデミン@もも さん

    なるほどね〜とエンディング。しかし、ホントに!?と疑いたくもなる。『かけおちる』とは上手いタイトル。青山文平さん初読み。時代物も久しぶり。

  • そうたそ さん

    ★★★☆☆ 北国の藩の執政である主人公が、財政の立て直しのために秘策を実施するまでを描く長編小説。今までに読んだ青山さんの作品の中では、この作品が一番良かったかも。近作の「鬼はもとより」は未読だが、時代小説に経済のエッセンスを加えたことで、何かと話題になっている。この「かけおちる」にも、その原型のようなものが感じられる。ただこの作品のメインはそこではなく、タイトルの「かけおちる」(=かけおち)がまさにそのままキーワードになっているような作品である。デビュー第二作がこのクオリティかと思わず驚く出来だった。

  • reo さん

    江戸中期、柳原藩の執政安部重秀は他藩に先駆け、いち早く鮭の養殖技術をあみ出す。それを藩の殖産に成長させるべく鶴瀬村名主の中川藤兵衛と弟子の森田啓吾と協力しあいながらの骨太の興産成功譚やろ、と思いページを捲る。でも待てよ、題は「かけおちる」やけどナア…。確かに重秀さんは駆け落ちの前歴のある嫁はんを貰い、子を成したがご丁寧にまた逃げられるという哀れな人物設定になってるが…。それにしては暗さは伺えない。ハテ面妖な…。ん?オイオイ!みんなで何かい!可愛そうなんは養子の長英。死に損やがな。初青山文平。納得の面白さ!

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