カフカ式練習帳

保坂和志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163813301
ISBN 10 : 4163813306
フォーマット
出版社
発行年月
2012年04月
日本
追加情報
:
397p 19cm(B6)

内容詳細

扉を開けると、小説、夢、会話、猫やカラス、雑多な抜き書き、廃屋、日記、宇宙論の断片があふれ出す。天窓の上を風が吹く。木の枝が揺れる。カラスが戦う。文学はこんなにも唐突だ。断片からなる長篇。

【著者紹介】
保坂和志 : 1956年、山梨県生まれ。鎌倉で育つ。早稲田大学政経学部卒業。90年『プレーンソング』でデビュー。93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、95年『この人の閾(いき)』で芥川賞、97年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 踊る猫 さん

    保坂和志の小説論やエッセイを読むと、彼が小説というものを実に広く/多彩に捉えていることがわかる。その多彩さはそのまま彼自身の繊細さや好奇心の旺盛さともリンクしてきて、貪欲に(だがしかし、決して下品/悪趣味になりすぎない形で)世界を楽しみたいという気持ちともつながりうるものなのだろう。『カフカ式練習帳』はそんな保坂の「面白がる」「楽しみたがる」やんちゃさが良くも悪くも実験的な領域へと至ってしまった1冊で、読み進めるにつれて(散漫な印象は否めないにしても)保坂のレアなエッセンスが楽しめるコアな作品だとも思った

  • 踊る猫 さん

    どこを切っても保坂和志印の一冊であると言える。過剰な引用があり、カフカがいて猫がいる。そこはかとなくエッチでもあるし、思弁的な断章と活きのいい会話が同居している。カオス/アトランダムなようでありながらその保坂印でこちらを読ませる……と解釈してしまう私なのだけれど、それはもちろん保坂の持ち味を承知しているから。つまり、承知していない読者にはハードルが高く時間の無駄で終わる可能性は大いにある。そして、カタルシスを感じさせる類の読み物でもないために「オチは?」と苛立ってしまう向きもいるだろう。非常にクセのある本

  • 多聞 さん

    保坂和志はデビュー作から一貫して読者に彼独自の世界の捉え方を提示してくれる作家の一人だ。今作は小説、日記、会話、夢、Wikipediaなどの引用や抜き書きの膨大な断片の集合体とも言うべきだろうか。断片で綴られた日常が、カフカの作品を彷彿とさせるあの不可思議なユーモアに満ちた世界と陸続きであることに興奮を抑えられそうにない。

  • galoisbaobab さん

    題名に惹かれて読んでみた。あ、この本を楽しめる人と友達になりたい、と思わせる一冊だったな。ボクの人生になんらかの意味ある物語なんて存在しないし、断片的で中途半端で曖昧な記憶を過去側にたどって改変したり変形するとこんな感じになるな、、、と思いながら楽しみながら読み切ってしまった。ちょっと笑っちゃったのが「小説をきちんと読める編集者は、いや編集者にかぎらず世間一般的に、金勘定が下手だ。金勘定ができないから、代償行為として小説が読める?逆だ。小説が読めない人は金勘定しかすることがない。」だったな。

  • 袖崎いたる さん

    カフカの日記を真似て小説を試みる。「芸術に接するときに根拠を求めてはならない。根拠はそのつど自分で作り出すこと。社会で流通している妥当性を求めないこと。芸術から見放された人間がこの社会を作ったのだから、社会は芸術に対するルサンチマンに満ちている。彼らは自分が理解できないものを執拗に攻撃する。自分の直観だけを信じること。」(369)と、まぁこんな感じ。

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人物・団体紹介

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保坂和志

1956(昭和31)年生れ。’90(平成2)年、『プレーンソング』でデビュー。’93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、’95年『この人の閾(いき)』で芥川賞、’97年『季節の記憶』で谷崎潤一郎賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

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