夢の浮橋

蜂谷涼

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163809106
ISBN 10 : 4163809104
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288

内容詳細

硝子職人を目指して棘の道を歩き出したおはん。実家の勘当、兄弟子たちの拒絶、秘めた恋。長く孤独な修業の果てに待っていたものとは…。情熱に従って生きたひとりの女性を描く長編時代小説。

【著者紹介】
蜂谷涼 : 1961年小樽市生まれ。90年「銀の針」で読売ヒューマン・ドキュメンタリー大賞カネボウスペシャル佳作。地元北海道を中心にテレビ、ラジオ出演や講演、舞台劇の原作者として多方面で活躍しながら執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • じいじ さん

    読み慣れた蜂谷さんのはずだが、出だしは馴染めなかった。それもとんだ取越し苦労で、まもなく解消。どんどん面白くなっていきます。嫁ぎ先を追い出された出戻りのおはんが主人公です。家業の貸本屋の手伝いが肌に合わず、女だてらに〈ガラス職人〉の道へ。名人と言われる師に声をかけてもらうまでの苦節の年月を、歯を食いしばります。そんな仕事一筋のおはんも、やっぱり女です。師に恋慕の気持が芽生えます。…蜂谷涼の持ち味を存分に吸いました。もっと早く読めばよかった、いま悔いています。

  • ひらちゃん さん

    蜂谷涼さん、初読みでした。人からなんと言われようと己の道を全うするおはん。その姿は不器用だけど真っ直ぐで妬ける程かっこいい。そして大きく包み込む親方との関係に揺れる様に思う。なんと男は身勝手か。なれど惹かれて止まない女の性にも頷ける程の男だと。だからこそ終盤の嫉妬劇には残念。この後のおはんの人生が輝かしいものだった事を祈るばかり。硝子の世界に魅了された本だった。

  • も さん

    夫に離縁され、弟が継いだ実家の貸本屋を手伝うおはん。ある時、本を届けに行った先で美しい硝子の壺に魅せられ、硝子職人として生きる決意をする。はじめは一途でまっすぐなおはんをハラハラしながら見守っていたけれど、中盤からなんだかシラけてしまった。ラストもなんだか納得いかずでちょっと残念。

  • KEI さん

    三行半を貰ったおはんが家業の貸し本屋の出先でで会った硝子の壺に惹きつけられて、硝子職人となる話だった。時代の不穏な様相も織りなされてラストへ持っていかれる。女が職人になる事の難しさは『恋細工』でも書かれているが、おはんも入門までの苦労は並大抵の事では無かった。髪を下ろし、硝子という仏門に入る覚悟で職人の道を励む。その中にも親方と忍ぶ恋もあり、幼馴染との友情もあった。やっと名も知れた職人となり、万博にも親方や他の弟子とも出品する事になる。そこに幼馴染の裏切りもある波瀾万丈のお仕事小説でもあった。面白かった

  • フキノトウ さん

    磊治の硝子の壺に魅了され、職人の道に入ったおはん。修行中も、女だからと兄弟子からの風当たりが強く髪を切り落としてまでも励むおはんが気になり、一気読み。師匠とのアレコレやは必要だったのかな。最後の方のある人の豹変にはショックが大きい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

蜂谷涼

1961年小樽市生まれ。北海道を拠点に執筆活動を行なう。2008年『てけれっつのぱ』(柏艪舎刊)が劇団文化座により舞台化され、同舞台は2008年文化庁芸術祭大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品