ディアスポラ

勝谷誠彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163807508
ISBN 10 : 4163807500
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
追加情報
:
20cm,233p

内容詳細

国土を失っても日本人は日本人たりえるのか?“あの事故”で居住不能となった日本。十年前に描かれていたポスト・フクシマの世界。

【著者紹介】
勝谷誠彦 : 1960年兵庫県尼崎市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科で作家・平岡篤頼に師事する。在学中『早稲田文学』に小説『きんぎょ』を発表しデビュー。企業勤務を経て写真家、文筆家。食や旅に関する著作を多く上梓する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • C-biscuit さん

    図書館のリサイクル本。2つの話が載っているが、人物などのつながりはなく、事故後の日本に残った人の日常と難民として国外に出た人の暮らしが書かれている。事故というのが共通であり、詳細な説明はないが、どうも原発事故のようである。東日本大震災の前の本であることを思うとリアリティのある内容にも感じるが、チベットに難民とし行くのはそもそもどうなのかとも感じる。日本人が日本人たる理由というのは、世代を超えていった場合にどのように伝わって行くのかを考えさせられる。人種ではなく継続した文化かとも思うが、変わるものでもある。

  • keiトモニ さん

    鳥葬をくどく書かれていましたが、衝撃的でなく荘厳な世界と思いますから、そんな「…ソーダが白く浮く地表に向かって私は激しく吐いた」など事実でないでしょう。親鸞聖人も自分の亡骸は鴨川に流して魚の餌にせよと言われましたから、その昔は普通だったんでしょう。コラムニストならご認識のほど…。展開が不明やら読みづらい等々のご意見も散見され、ファンタジーに徹底すればって思います。その方が筋がなくても納得できるのに…。大吟醸の造り方教本でもあるので、きっと銘酒ができることでしょう。民族のアイデンティティねぇ、えっそうなの。

  • それいゆ さん

    本の帯には「原発事故で国土を失った日本人のアイデンティティーを追究した作品。10年前に描かれていたポストフクシマの世界。」というふうに書かれています。「勝谷誠彦は、すごい小説を描いていたのだな。ぜひ一度読んでみたい。」と図書館に希望を出して購入してもらい、この本を手にしました。わざわざ買ってもらって申し訳なかったという気持ちでいっぱいです。すみませんでした。チベット民族や杜氏の話がだらだらと続き、原発事故がかすんでいます。文章が独りよがりで、物語の展開が分かりにくくて、読みづらかったです。

  • Nobuchika Hotta さん

    勝谷誠彦さんの有料メルマガを購読しています。一年365日、一日も休むことなく送信され、日々のニュースを氏ならではの感性で両断されます。日々、メルマガを読みながら敬服しています。「お母さんに何が起きたかは、私がすべて知っている。私が知っていれば、私の記憶は子供につながるから。お父さんが知らなくても、お母さんにおきたことを、私の子孫が続くかぎり忘れないから」との言葉が一番印象的でした。

  • つくし さん

    離散や移民を意味するというディアスポラ。それを冠した日本の小説には何が描かれているのだろうと気になり手にとってみました。2話収録、移民となった話と、離散してしまった話だった。とらわれているのは土地に対してなのか、国民という自負に対してなのか、そういった内外にある「認識」なのか。反して、「所属」という意識は何をもって自覚されているのか、考えさせられました。ユダヤ人が互いをそれと認識できることの強かさにどきりとする。

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人物・団体紹介

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勝谷誠彦

1960年、兵庫県尼崎生まれ。文藝春秋社勤務を経てコラムニスト、写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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