墓地裏の家

倉野憲比古

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163806600
ISBN 10 : 4163806601
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
追加情報
:
20cm,350p

内容詳細

吸血神ストリゴイを崇拝する新興宗教・神霊壽血教の総本部教会で繰り返される自殺の連鎖。教主一家を襲う血塗られた惨劇。教団に巣食う邪悪な殺意に心理学的推理で挑む夷戸武比古…。傑作心理学ミステリー。

【著者紹介】
倉野憲比古 : 1974年、福岡県大野城市生まれ。2008年に『スノウブラインド』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    吸血鬼ストリゴイを本尊とする新宗教。その教主の娘が密室で殺された。それを皮切りに続発する殺人。と波長が合いそうな人には堪らない物語となっている。内容も衒学に満ち溢れていて、戦前の探偵小説を偏愛する人には好みにぴったり合いそう。ただ事件解決が心理学精神分析学がベースとなっているため、現実的に解決されるというよりは現実に先立って理論があるように感じてしまう。直接影響を与えているのがフロイトやユングな為に、余計にそう感じるのかな。ただそれも外連味に拍車をかけているので苦にはならず。好きな人には堪らない一冊かと。

  • 雪紫 さん

    吸血鬼を崇拝する新興宗教で教主一族が自殺か他殺か、自殺教唆か不明な状況で次々変死していく。窓から見える観覧車に魅せられた教主。批判的な幹部の盲目の娘、信ずるものを別にする信者兄弟。「スノウブラインド」のようにイニシエ以前の乾さんや積木さん向けではないものの、念入りな説明による吸血鬼の影が呼ぶじっとりとした雰囲気、自殺か他殺か教唆か、解釈成立を誤るかのように現わる狂乱、それでも答えを求めずにはいられない、また目的を達成したその先にある不安定さが独特のゴシックホラーミステリを最後まで形作る。好みの世界。

  • うまる さん

    シリーズ2冊目。吸血鬼信仰に当主の死の連鎖と、今回も怪しい雰囲気全開。そんな中でも、夷戸の恋バナが含まれているのが微笑ましく、今回はそのオチにフフッてなりました。前作よりしっかりミステリしてたし、薀蓄も控えめ、観覧車萌えな心理学が興味深くて面白かったです。前作で良いキャラだなと思っていた先輩の根津さんが出てきたのが嬉しい。社会人になっても変わらず型破りな所が良いですね。2作とも好みだったので、 10年ぶりの3作目に期待が高まります。

  • ホームズ さん

    最初からホラーのような物と思って読んだのでそれなりに楽しめたのかな(笑)ミステリとしてはイマイチだったかな〜(笑)観覧車に魅かれる主人や盲目の少女、不思議な塔など面白い雰囲気はあるのに上手く活かしきれていない感じが強いな〜。なんかこのコンビで他の事件もあるようなのでちょっと読んでみたいかな〜(笑)

  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    大学の友人からの紹介で墓地裏にある家を訪ねることになった夷戸。その家は吸血神ストリゴイを崇拝する新興宗教・神霊壽血教の総本部教会で・・。犯人捜しというよりも色々とこじつけて自殺という風にもっていこうとしているというか。ちょっと一風変わったミステリーでした。心理学の勉強にはなりましたが、もっとおどろおどろしいホラー要素がたっぷりの話を期待していたので、その点ではちょっと期待外れだったかな。血を何よりも崇拝しキリスト教からすれば悪魔崇拝と変わらない宗教。設定的には面白かったのに残念です。★★★

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倉野憲比古

1974年、福岡県大野城市生まれ。2008年に『スノウブラインド』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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