草の花 俳風三麗花

三田完

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163805306
ISBN 10 : 4163805303
フォーマット
出版社
発行年月
2011年05月
日本
追加情報
:
19cm,294p

内容詳細

流産し失意の日々を送るちゑ、大連に赴任する女医・壽子、尾上菊五郎の妾となった浅草芸者の松太郎。東京と満洲を舞台に、戦争という激流の中を凛々しく生きる女たちを、流麗な筆致と心に沁みる俳句で描く。

【著者紹介】
三田完 : 昭和31(1956)年、埼玉県に生れる。慶應義塾大学文学部卒業。平成12(2000)年に「櫻川イワンの恋」で第八十回オール讀物新人賞を受賞。19年には『俳風三麗花』が直木賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • れみ さん

    「俳風三麗花」の続編。句会に集う籌子とちゑと松太郎、三人の女性がそれぞれに戦争に巻き込まれていくお話。時代背景ゆえにきな臭いエピソードが多かった。時代の風物や俳句を楽しむ性格が強かった前作の方が良かったなあと思う反面、満州に渡った日本人によってその地ならではの季語ができたりしたところは興味深いと思う。

  • 深青 さん

    俳風三麗花続編。それぞれの道を歩き出した3人。時代の大きなうねりに飲み込まれ揉まれた感じがするなぁと。単純に俳句を楽しむと言うよりは…3人の女性の生きざまを描いてあった気がする。俳句を生み出す楽しさ難しさ、俳句の味わいを知る1巻と色々な地点で俳句が活きる2巻。どちらも面白く読めました。

  • りほ さん

    良質な俳句小説、俳風三麗花の続編。舞台が満州、東京と二つの場所へ。句会の場面もあちこちに。更に甘粕大尉、川島芳子、永井荷風、溥儀まで登場。その分、3人の女性の描写がやや減ったのはやや残念。時代の荒波を経て、彼女達には幸せになって貰いたいと切に願いました。作者の力量から一定のレベルは保っているのですが、比べてしまうと前作の良さがひきたちます。

  • 旭 さん

    単体で読めば題材も何もかも嫌いではないのだけど。あまりに前作が良すぎたので、壮大な蛇足とだけ。

  • さく さん

    ちゑさん、お見合いの結果はいかに?傷心の壽子と松太郎はどうなる?というところで前作が終わっているのでその続きが分かったのはすっきり。みんなそれぞれ大人になる。ただし家庭や仕事第一で東京での句会が続けられなかったところは残念。三人三様に戦争に巻き込まれ話のスケールは大きくなるが、これはもう続編ではなく違う小説という印象だった。俳風三麗花の続編でなければ満州を舞台にした物語は読まなかっただろうから良い機会だったと思う。映画のラストエンペラーを思い出した。ジョン・ローンもすでに還暦を過ぎた。感慨深い。

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三田完

昭和31(1956)年、埼玉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、テレビディレクター・プロデューサーとして活躍。平成12(2000)年に「櫻川イワンの恋」で第80回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。19年には『俳風三麗花』が第137回直木賞の候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されて

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