二・二六事件蹶起将校 最後の手記

山本又

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163760803
ISBN 10 : 4163760806
フォーマット
出版社
発行年月
2013年02月
日本
追加情報
:
231p;20

内容詳細

一兵卒から叩き上げの予備少尉42歳。なぜ年齢も属性も異なる山本又が蹶起に参加したのか。しかも事件後には山王ホテルからただ一人逃亡(4日後に自首)。青年将校たちの中で異彩をはなつ山本又の謎がいま明かされる。新発見・獄中手記。

目次 : 序文 山本又と安藤輝三の不思議な縁/ 第1部 現代語訳『二・二六日本革命史』/ 第2部 原文『二・二六日本革命史』/ 解説 事件の観察者

【著者紹介】
山本又 : 1895(明治28)年、静岡生まれ。志願兵として陸軍に入隊し、静岡歩兵第34連隊に所属。1930(昭和5)年に予備役となり、在郷軍人会分会長を経て教員免許を取得して上京。二・二六事件の首謀者・磯部浅一と交流を深め、蹶起に参加。禁錮10年の判決を受けた。1952(昭和27)年に57歳で死去。2008(平成20)年に獄中手記が遺族によって発見された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    この本の中でも紹介されている2.26事件の前史ともいえる清張の「昭和史発掘8」を読んでいる事もあり興味を持ち手に取った。こちら山本又の手記である。唯一後世にこの事件を伝えられる立場となったこの著者が2.26事件の生々しさを伝える。清張と違って平易な文章で読みやすい。ただ時代背景を知らないとこの事件も単なるクーデターで終わってしまいそう。。そう思うと清張に感謝かな!

  • マッピー さん

    20代後半からせいぜい野中大尉が35歳くらいだったか、若い人たちの起こした事件だったけど、山本又という人は彼らより10歳ばかり年長の、退役軍人。戦争なんかしている場合か、疲弊した農村を救えと言うのが最初から最後まで彼らの主張である。けれどその主張は捻じ曲げられ、権力闘争のタネに使われ、踏みにじられた。”思わなかった、思わなかった、暗黒裁判だとは。予審はことごとく彼らの憶測と推断によって、でっちあげられた。われわれの陳述は千分の一も事実がない。本当に事実がない。”あまりに純粋過ぎたよなあ。

  • 3939タスタク さん

    昭和初期の混沌とした時代に起きた軍事クーデター、云わずと知れた2・26事件についての手記である。おそらく陸軍上層部が関与し、青年将校達を扇動させながらも、すべての責任を青年将校達に押し付けた感は否めない。理想の国家建設の為の革命だったのだろうが、皮肉にもこの事件をきっかけに日本は戦争の道をひた進む事になる。

  • Madoka.@書店員復帰を目指し中! さん

    今まで読んだ二二六事件の書籍のなかで一番生々しい。二二六事件の当事者が書いたものだからかもしれない。野中四郎歩兵大尉のお言葉がすごく身に沁みる。この国を良くしようと動いた若者たちの力を無駄にしてはいけない。

  • keint さん

    過去に読んだが、死罪を免れた青年将校(というには年がいっているが)による記録のため大いに参考になった。

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山本又

1895年、静岡生まれ。志願兵として陸軍に入隊し、静岡歩兵第34連隊に所属。1930年に予備役となり、在郷軍人会分会長を経て教員免許を取得して上京。二・二六事件の首謀者・磯部浅一と交流を深め、蹶起に参加。禁錮10年の判決を受けた。52年に死去

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