藝人春秋

水道橋博士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163759104
ISBN 10 : 4163759107
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
324p;20

内容詳細

人気漫才コンビ・浅草キッドの一員であり、芸能界ルポライターをも自任する水道橋博士。現実という「この世」から飛び込んだ芸能界という「あの世」で二十数年を過ごす中で目撃した、巨星・名人・怪人たちの生き様を活写するのが『藝人春秋』です。


たけし軍団の先輩、そのまんま東が垣間見せた青臭すぎるロマンチシズムを描きだす。古舘伊知郎の失われた過激実況に、過激文体でオマージュを捧げる。苫米地英人と湯浅卓の胡散臭すぎる天才伝説に惑乱させられる。稲川淳二が怪談芸を追い求める、あまりに悲劇的な真の理由に涙する。
爆笑問題、草野仁、石倉三郎、テリー伊藤、ポール牧、三又又三、ホリエモン……選りすぐりの濃厚な十五組。
中学時代の同級生・甲本ヒロトのロック愛に博士自らも原点を見出すエピソードは、感動的ですらあります。


そしてその原点・ビートたけしと松本人志という、並び立たぬ二人の天才が互いへの思いを吐露した一瞬に見える、芸人の世界の業の深さよ。博士が「騙る」暑苦しく、バカバカしく、そして少し切ない彼らの姿からは、「父性」を乗り越えようとする男の哀しい物語が浮かび上がり、その刹那「藝人」は「文藝」をも超えてゆきます。


電子書籍で話題沸騰した作品を完全全面改稿・加筆し、博士生誕五十年を(自分で)記念する、渾身の一冊です。


2012/12/6 発売予定




【著者紹介】
水道橋博士 : 1962年岡山県生まれ。ビートたけしに憧れ上京するも、進学した明治大学を4日で中退。弟子入り後、浅草フランス座での地獄の住み込み生活を経て、87年に玉袋筋太郎と漫才コンビ・浅草キッドを結成。90年のテレビ朝日『ザ・テレビ演芸』で10週勝ち抜き、92年テレビ東京『浅草橋ヤング洋品店』で人気を博す。幅広い見識と行動力は芸能界にとどまらず、守備範囲はスポーツ界・政界・財界にまで及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ma-bo さん

    2012年発売。記録をつける前に読んだが再読。浅草キッドの水道橋博士さんが出会い、目撃した芸能界の巨星、名人、奇人達の生き様を語る。東国原英夫(そのまんま東)・古舘伊知郎・草野仁・ポール牧・石倉三郎・稲川淳二・ホリエモン・三又又三・テリー伊藤等の濃厚な面々。そして中学校時代の同級生、甲本ヒロトとのエピソード。描かれている面々と癖のある描写(対象の人物によるが)は、読む人の年齢を選び好みが分かれそうだけど興味深く読める内容だった。

  • あちゃくん さん

    「この人はこういう人なんですよ」という引きの語りではなく、「この人とボクの間にはこんなことがあって…」と当事者として関わった話がほとんどなので、惹きこまれっぱなしな水道橋博士の交遊録。一つ一つの挿話も魅力的だけど、全体的な順番・構成も秀逸だと感じました。あとがきで児玉清さんとの話を持ってくるところなんかがね。一番いいなと思ったのは、「甲本ヒロト再び」の”変わる/変わらない”の話。高校の卒業式、卒業生全員でトレイン・トレインを歌った世代なので、ヒロトの話は、これぞロック!って感じがしてとても良かったです。

  • gtn さん

    再読。著者をかわいがったポール牧。ほら吹きと言われながら、人を喜ばすことが生きる糧だったのだろう。ところが、歯車が狂いだす。最期はその信条と現実のギャップに戸惑ったのか。しかし、その生きざまは少なからず著者の心に刻まれている。

  • そうたそ さん

    ★★★☆☆ 読み終わって、やや過大評価されすぎではないだろうか、と思ってしまった。切り絵がすごい魅力的なんだけど、内容的には思っていたよりもフツーな感じ。水道橋博士のビジネス天才、似非天才ぶりが内容から存分に伺える一冊となっていた。狙いすぎ、というかやり過ぎだよなあ……と少し辟易してしまいような言い回しが多々見られたのが残念。普通に書いてれば素直に文才あるな、って思えるのになぜわざわざこんな寒い言い回しになっちゃってるんだろうと思ってしまう。でも最後のあとがきに代わる児玉清さんの部分は素直に感動する。

  • からかい上手の高木さんそっくりおじさん・寺 さん

    満足。浅草キッド・水道橋博士のルポによる芸能人列伝。語呂合わせや洒落がくどいと思う時があるが、それはそれで楽しみである。読みごたえがあるのに夢中で読んでしまい、あっという間に読了。面白いばかりでなく、結構感動させられる。ラストの稲川潤二の話などグッと来る。児玉清や石倉三郎なんてものすごくカッコイイ。そして要所要所で顔を出すビートたけし愛。良いお弟子さんだと思う。間違いなく面白い一冊。オススメ。

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