デイヴィッド・ピース

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占領都市 TOKYO YEAR ZERO 2

デイヴィッド・ピース

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163755700
ISBN 10 : 4163755705
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
383p 19cm(B6)

内容詳細

1948年1月26日。雪の残る寒い午後。帝国銀行椎名町支店に白衣の男が現われた。男が言葉巧みに行員たちに飲ませたのは猛毒の青酸化合物。12人が死亡、四人が生き残り、銀行からは小切手と現金が消えた。悪名高い“帝銀事件”である。苦悶する犠牲者たちのうめき、犯人の残した唯一の物証を追う刑事のあえぎ、生き残った若い娘の苦悩、毒殺犯と旧陸軍のつながりを知った刑事の絶望、禁じられた研究を行なっていた陸軍七三一部隊の深層を暴こうとするアメリカとソヴィエトそれぞれの調査官を見舞う恐怖、大陸で培養した忌まわしい記憶と狂気を抱えた殺人者。史上最悪の大量殺人事件をめぐる12の語りと12の物語―暗黒小説の鬼才が芥川龍之介の「薮の中」にオマージュを捧げ、己の文学的記憶を総動員して紡ぎ出す、毒と陰謀の黒いタペストリー。

【著者紹介】
デイヴィッド・ピース : 1967年、ヨークシャー生まれ。1999年、『1974ジョーカー』で作家デビューを果たす。2003年、イギリスの文芸誌「Granta」の選出する若手イギリス作家ベスト20の一人に選出される。2004年、『GB84』でジェイムズ・テイト・ブラック記念賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    2013年このミス海外第2位。 世に言う「帝銀事件」を扱った作品である。 1948年に起こったこの事件を 十二人の視点で、文体で描く。 占領された都市 東京で 起こったおぞましい 事件を 呪詛を突きつけるような語り口で 描写する。元陸軍、新聞記者、GHQなどが 絡んだこの事件、真相は藪の中だが、 不気味さだけは 伝わる…そんな印象の作品だった。

  • at-sushi@進め進め魂ごと さん

    未だ真相は謎に包まれた「帝銀事件」を、東京在住の英国人作家が芥川の「藪の中」をモチーフとして描いたという、こじれきった作品。何年か前の「このミス」海外部門にランクインしてたので手にしてみたものの、詩のようなモノローグの繰り返しや、メモ書きだけで綴られた章や見え消しの文など実験的な表現が多く、読みにくいったらありゃしない。犯人像についてミステリらしい解釈が加えられてはいるものの、どっちかというと純文学に近い。三部作の第二部とのことだけど、もうお腹いっぱいです(涙)

  • 路地 さん

    登場人物の狂気、妄想が太字で挿入されつつ、本文と一体になっていて読み手にも混乱を生じさせる独特な文体と、戦後の有名事件を下敷きに虚実入り混じった物語は前作と同様ながら、今作は複数の登場人物がそれぞれの視点から語る形式により、前作より読みやすさが少し増したような気がするも、やはり読んでいて酩酊感を味わえる一冊。昔住んでいた街が舞台ということもあり興味深く史実をネット検索しながら読んだ。

  • シ也 さん

    事件の被害者。生存者。事件を追う刑事、記者、逮捕された平沢、そして犯人... と、12の語り手によって描かれる帝銀事件。メモや手紙、新聞や報告書など、文体がそれぞれ違っていて面白かった。前作の小平事件の時より復興はしているが、東京の街が孕んでいる闇は大きくなっているように思えた。完結編の下山事件編が待ち遠しい。余談ながら、出版社のサイトでエピローグとプロローグに登場する作家が坂口安吾だと知って驚き

  • 夏 さん

    『TOKYO YEAR ZERO 』の続編。今作は1948年に日本で起こった帝銀事件が主題となっている。このシリーズを読むと、戦後にこのような事件が実際にあったことが恐ろしくなる。わたしはきっとこの小説を読むことがなければこの恐ろしい事件を知ることはなかっただろうから、この小説に出会えたことに感謝する。けれど前作に比べると、この小説で伝えたかったことがわたしにはあまりわからなかった。星3.5

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