昭和天皇伝

伊藤之雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163741802
ISBN 10 : 4163741801
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
追加情報
:
20cm,588p

内容詳細

日本の命運を一身に背負った君主は、何を決断したのか。昭和天皇の88年の生涯を、公生活と私生活双方を視野に入れ、心のひだにまで筆を費やして描く。「生きた昭和史」を伝える決定版伝記。〈受賞情報〉司馬遼太郎賞(第15回)

【著者紹介】
伊藤之雄 : 京都大学公共政策大学院教授・博士(文学)。1952(昭和27)年、福井県生まれ。京都大学文学部史学科卒。京都大学大学院文学研究科満期退学。名古屋大学文学部助教授、京都大学大学院法学研究科教授等を経て、2011年より現職。犬と酒と人間を愛す。確かな史料にもとづいて、明治維新から現代までの政治家の伝記を執筆するのをライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tomoichi さん

    昭和天皇が崩御し数々の書籍が出たが、決定版と言って良い内容の伝記。司馬遼太郎賞を受賞しているのも頷ける。皇太子・摂政時代、戦前期、戦後と苦難の中で立憲君主としての天皇であり続けた昭和天皇はやはり偉大であるが、その苦悩は読んでいて辛いものがある。また家庭生活における諸問題に踏み込んでおり真の昭和天皇に迫っている。誤った認識に基づくビックスらの作品についても鋭く批判している。靖国神社のA級戦犯合祀問題についての指摘も納得できる分析になっています。大著ですが、オススメです。

  • かろりめいと さん

    太平洋戦争が起きた(自分なりに納得する)理由を探し続けて30年w。大学時から中央公論の「シリーズ日本の近代」、講談社の「日本の歴史」シリーズ、著者の一連の伝記ものなどで、明治憲法の理解、その下での政治、昭和天皇の振る舞い、アメリカの動き、等々にさらに関心が向き、ここまで長かったw。で、最後まで残っていたのが「昭和天皇がその時々でどのような行動・発言をした」で、それがよく分かりました。今のところ、昭和天皇の伝記の決定版だと思います。新憲法下での行動や靖国神社の問題、内奏、もよく分かりました。大変面白かった。

  • CCC さん

    纏まっててとても読みやすかった。また書く内容にムラがなく、とてもバランスが取れていたと思う。普通は書きたい部分かどうかで筆の入り具合が変わったりするものだけど。それだけ中立性に気を使って書いていたということだろうか。

  • koji さん

    本書の最大の特色は、その公的生活を、誕生から死に至るまでの私生活と関連させて、昭和天皇の生涯を論じていることです。著者も言うように、その生き方、喜怒哀楽を通し、読者が自分の人生を見つめ直すことができます。特に、戦争終結にいたる過程でその判断力と尽力に円熟味と威信を増していくさまは、途中で本を閉じるのがもどかしくなるほど凄みを感じさせ、本書の白眉といえる箇所です。戦後の道義的責任の感じ方といい、弟との確執といい、皇后との睦まじさ、美智子妃への労りといい、詳細に描き尽くされています。

  • ニルコア さん

    昭和天皇の一代記。一番の見所は1928年の張作霖爆殺事件から1945年のポツダム宣言受諾までの政治との関わり合いだが、この間の昭和天皇の政治的成長という視点が組み込まれているのが参考になった。同じ人物でも歳を取れば考えや能力が変わるという当たり前のことは、歴史においては忘れられがち。次は西園寺についてもっと知りたい。

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人物・団体紹介

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伊藤之雄

1952年福井県に生まれる。現在、京都大学名誉教授、博士(文学)。著書:『昭和天皇伝』(文藝春秋、2011年、文春文庫、2014年、司馬遼太郎賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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