猫の一年

金井美恵子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163735009
ISBN 10 : 4163735003
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
追加情報
:
20cm,277p

内容詳細

「男の嘘とイモなスターはお断り」と、情容赦なく言葉のファンタジスタがピッチの外へ蹴り出す。縦横な思考が鋭く楽しい、当代きっての辛口エッセイ。著者によるカラー挿画25点も収録した贅沢な1冊。

【著者紹介】
金井美恵子 : 1947年、高崎市生まれ。群馬県立高崎女子高校卒業。67年「愛の生活」が太宰治賞候補作となる。同年、現代詩手帖賞受賞。79年『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞受賞。88年『タマや』で女流文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    タイトルから猫のエッセイかと思ったら、結構色々な話題が盛り込まれているのですね。猫のトラーとフットボールが多めですが、他にも日常からタバコ、音楽なんかにも触れています。実名を出してぶった切ってるのでちょっとヒヤッとしました。辛口な方なのだなとしみじみ思わされました。

  • Mishima さん

    タイトルに惹かれてつい無意識に取ってしまった本。飼い猫トラー(このネーミングセンスはなかなか好きです)のことを概ねメインとして書こうとはしているのでしょうけれど。金井美恵子さんの本、記憶では二冊目。相変わらずのあけすけな、言いたい放題の、句点が二十行近くも打たれない息継ぎ長いなぁ文体の、ドライ&シニカルな言い草は毒のあるしゃべくりも彷彿とさせ。いろんな文芸・スポーツ・その他有名人に対しての言説が、なかなか、、、。「別冊文藝春秋」に四年間連載なんだと、後書き読んで感心する。トラーの闘病記録は読むのがつらい。

  • あ げ こ さん

    書かれていることは勿論それだけではないのだけれど、自分にとってこの本は、トラーちゃんがいなくなってしまう本なのだった。〈飼猫が死ぬということ〉として、〈もうない〉こととして語られるひどくささやかで重要で具体的な仕草や動作や声や音や習慣を、トラーちゃんとの親密さそのものであるかのようにどこまでもつぶさに繊細に鮮やかに語られるそう言ったすべてを読むこと。〈…台所で食べ物をもらってペチャペチャ口のまわりを舐めながら歩いて来て、私の机の下で一眠りしようとするトラーがいないのが、いかにも不自然なことに思えるのだ。〉

  • モリータ さん

    いい年をした男の無邪気で・鈍感で・幼稚で・大袈裟な言説があふれている中で、たまに金井先生のエッセイを読まないと馬鹿になりそう。中田英寿のシャンパンとカツカレーの話とか、改めて読まされるとクソダサとしか思えないが、2014のワールドカップを経て、いわゆる本田圭佑的な物言い(あるいは意識高い系)への冷笑的な見方は、中田英寿の時代に比べると一般化したと言えるのだろうか。

  • あ げ こ さん

    〈トラーの秘密〉、〈トラーの秘密、そして、老いのしるし〉、〈トラーの禁じられた狩りの秘密〉…〈私たちは職業柄ひどく古風に、トラーを絵と文章と記憶の中で、飼いつづけている〉…〈バラ色のベロ〉、〈柔らかな肉球付きのあしのうら〉、〈暖かい毛深い体〉、〈持ち前の強くしなやかな筋肉と優れた運動神経〉、〈シッポが中途半端な長さで先がカギ状に曲っていたことは、欠点には入らない〉、〈それに、もちろん、もちろん、あの、変化に富んでいろいろな鳴き方の出来た頭のいいトラーの鳴き声〉…トラーちゃんがいっぱい。ふくふくとした幸せ。

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金井美恵子

1947年、群馬県高崎市生まれ。67年、「愛の生活」でデビュー、現代詩手帖賞受賞。79年、『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞、88年、『タマや』で女流文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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