言葉でたたかう技術 日本的美質と雄弁力

加藤恭子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163734309
ISBN 10 : 4163734309
フォーマット
出版社
発行年月
2010年12月
日本
追加情報
:
19cm,277p

内容詳細

日本人はなぜ議論が苦手なのか。本書では、欧米流の弁論術を身に付けた著者が、雄弁のテクニックを伝授する。「島国の民」の美点と弱点を論じた画期的日本人論。正直で誠実で口下手な日本人に贈る雄弁力のすすめ。

【著者紹介】
加藤恭子 : 1929年、東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科を卒業と同時に渡米・留学。ワシントン大学修士号。フランス留学、再渡米を経て、61年帰国。65年早稲田大学大学院博士課程修了。65年から72年までマサチューセッツ大学で研究生活を送る。73年上智大学講師。現在は(財)地域社会研究所理事、専攻はフランス文学。第43回日本エッセイスト・クラブ賞、第11回ヨゼフ・ロゲンドルフ賞、第65回文藝春秋読者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ロッキーのパパ さん

    あの時代、留学できたということは恵まれた家庭で育ってきたと思う。ただ、留学先でメイドのような仕事までして、学問をやり遂げたというのは与えられた機会をきっちり活かしておりすごいと感心した。日本人は発信力が少ないとか、欧米流の議論術とか、書いてあること自体は他の本でも読んだことがあるけど、著者の経験に裏打ちされた語り口は説得力がある。最終章は日本びいきが空回りしているような気もするけど、外国人との長い付き合いでもどかしい想いをしてきたことが日本への愛情として現れているんだろうなあ。

  • mit さん

    戦後まもなく日本人差別の根強いカリフォルニアの大学に留学し、学費を稼ぐための労働など想像を絶する苦労の末、言葉で西洋人と闘うすべを習得した著者の体験談には説得力がある。言葉によって相手を打ち負かす、言葉によって相手を説得する、など西洋人が子供の時から練習し、基盤とする考え方は、アリストテレスの「弁論術」に遡る。日本と外国では対人関係の文化的背景に差があることを認識し、perception gapが生じたらそれを理解し説明する必要がある。顔の表情が持つ意味も異なり、表情と発言が食い違っていると信用されない。

  • ともふく さん

    話す力を身に付けたいと思って読んだ本。しかし、話すための技術論というより、著者が外国の異文化の中でどう戦ってきたかを踏まえ、そこから得た信念を伝えてくれる本でした。自分は比較文化論が好きなので興味深く読めました。日本はいい国ですが、しかし同時に自説を主張する強い国であらねばならないことを再認識しました。

  • nako*beary さん

    図書館で借りたけど、改めて購入したい、と思える良書。終戦後、渡米し大学院まででた筆者が、アメリカでの処世術を元に、日本的美徳と欧米的弁論術のつかいわけを説く。そうなのだ。どちらが良いというわけではないのだ。この本のタイトルを「たたかう」と平仮名にしている辺りにも意図が漂う。

  • 小豆洗い さん

    この本を読んで、いかに自分が日本人的で調和重視タイプかが分かった。もっと、正当性を主張できるようにしたいが、あまり欧米的になり過ぎないようにバランスを気にしたい。日本企業の成功が暗黙知であるという話が興味深かった。掘り下げてみたい内容。

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加藤恭子

株式会社ビーコミ代表取締役。日本PR協会認定PRプランナー。日本マーケティング学会常任理事(PR部会リーダー)。サイバー大学客員講師(コミュニケーション論)。日本広報学会会員。横浜市立大学卒。青山学院大学大学院国際コミュニケーション学修士。IT系月刊誌、オンラインメディアでの記者・編集者を経て、Bt

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