ウィリアム・ソウルゼンバーグ

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捕食者なき世界

ウィリアム・ソウルゼンバーグ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163729503
ISBN 10 : 416372950X
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,357p

内容詳細

生態系の頂点に位置した肉食獣が消えた結果、生物多様性は極端に減少した。「捕食者なき世界」で、はたして人類は生きていけるのか。奇想天外な「再野生化計画」とは。警鐘の科学書。

【著者紹介】
ウィリアム・ソウルゼンバーグ : 『ネイチャー・コンサーバンシー』誌の編集者を15年間務めた後に独立。保全生物学について20年以上にわたり取材を続け、同誌のほか『サイエンス・ニュース』誌、ワシントン・ポスト紙などに記事を書いてきた。『捕食者なき世界』が初めての著書である。野生生物の研究によりニューメキシコ州立大学で修士号を取得。現在、ウェストバージニア州シェパーズタウン在住

野中香方子 : 翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業

高槻成紀 : 東北大学大学院理学研究科修了。東京大学大学院農学生命科学研究科助教授、東京大学総合研究博物館教授を経て、麻布大学獣医学部教授。理学博士。保全生態学者として、国内外で野生動物の保全活動にかかわった経験を数多くもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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 鹿が人を喰う、とは今日の話。今日の鹿は...

投稿日:2011/04/04 (月)

 鹿が人を喰う、とは今日の話。今日の鹿は明日の人、は明日の話。怖れを失くした鹿が環境を喰い尽し餓死するが如くに、畏れなき人が地球を食い尽す。プロメーテウスの火。★★★★★★★

四郎右衛門 さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    様々な生物がそれぞれ捕食者となったり、あるいは被食者となったりする生態をわかりやすく説明してくれています。このような生物学であると非常に楽しくなります。これがすべてではないのでしょうがこのような観点からの話があるとその後の生態学を含めた文明論まで発展しそうな感じがします。輪廻という言葉がありますがそのようなことを考えてしまいます。

  • Koichiro Minematsu さん

    動物の生態系に問題があると人間が考えるとき、特に弱肉強食の弱肉側を擁護するとき、強食側のプレデターを排除することで解決できるとする人間の愚かさ。そんな人間が愚かなプレデターだ!

  • ヨクト さん

    イカス本。食物連鎖のピラミッドといえばすぐに思い浮かぶが、本書ではその頂点に君臨する捕食者の重要性について迫っている。要はオオカミ・ピューマ・シャチといった肉食獣のことだが、人にとって危険な動物でもあるため、殺戮され森や海からその姿を消した実例も多い。それが原因で生態系のバランスが崩れ、森や海が破壊されているのだ。人間は現代最大の捕食者であり、太古の食物連鎖の均衡を破壊した張本人である。だが、この現状を救えるのは人間だけということも確かであり、それが人間の使命でもある。

  • 出世八五郎 さん

    リサイクル本。司書は何をやっているのだ?と思った。・・・前回読んだ奇跡のリンゴと同じく自然は自然のままに任すのが一番というもの。日本にも昔ニホンオオカミがいたと聞く。それを蘇らせるべきかどうか、日本の現状を知りたいと思った。映画にプレデターというのがあるが、必要悪な存在なのかも知れない。兎角、人間が自然とバランスよく調和された世界を望む迄、自然は崩壊し壊れていくのかも知れない。良著。

  • ばんだねいっぺい さん

     「風が吹けば、桶屋が儲かる。」。「森から頂点捕食者(ライオン・ピューマ・オオカミ)がいなくなれば、やがては、森が荒廃する。」 生態系の秩序を維持しているのは、地域の頂点捕食者でしたよというお話。 人間の手で駆逐したオオカミなどをもう一度戻すという手法が海外で成功していて、日本でもとの声があるそうだが、感覚的に怖いなー。ジョキングしてて、オオカミに追われるのは。

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ウィリアム・ソウルゼンバーグ

科学ジャーナリスト。『ネイチャー・コンサーバンシー』誌の編集者を15年間務めた後に独立。保全生物学について20年以上にわたり取材を続け、同誌のほか『サイエンス・ニュース』誌、ワシントン・ポスト紙などに記事を書いてきた。野生生物の研究によりニューメキシコ州立大学で修士号を取得。現在、ウェストバージニア

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