脳梗塞からの“再生” 免疫学者・多田富雄の闘い

上田真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163727608
ISBN 10 : 4163727604
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
追加情報
:
20cm,246p

内容詳細

脳梗塞に倒れ、世を去った世界的免疫学者・多田富雄氏。NHKスペシャルのディレクターが描く、「鈍重な巨人」の壮絶な闘病と寛容で豊かな生き方。番組制作から亡くなるまでの5年間を追った渾身のドキュメント。

【著者紹介】
上田真理子 : 1968年生まれ。1990年NHKにディレクターとして入社。福岡放送局、報道局などでニュースや報道番組にたずさわる。現在は衛星放送の番組を制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【大変な人と結婚してしまった】itokakeさんに本書を教えられ――。多田富雄の名は、免疫学の泰斗としてより、国の「リハビリの日数制限」に(脳梗塞で倒れた)体を張って反対する人、あの石牟礼道子と対談した人として刻印されている。その夫を「主人」と呼ぶ内科医でもある式江さんは、<昔から手のかかるひとだったんです。なんでもかんでもやってもらうのがあたりまえだった。家ではワンマンで、昔、あなたは亭主関白ねと言ったら、「いや違うよ。君は腰元でぼくはお殿様だよ」と言い直された>と。うーん、こういうタイプ厭だなぁ……⇒

  • zoe さん

    インタビューを通じて、著者が師弟関係を結んだことがよくわかる本。社会人になってから、人生の師と仰げるような方と一緒に仕事をできる機会などそう多くはなく、羨ましい。脳梗塞と癌を生きる学者が、ありのままに全てをさらけ出して著者に応える。リハビリは維持期の患者に重要、さらに単に機能回復の訓練ではなく、人間の尊厳を取り戻すことである。病により、今まで知らなかった能力を知る創造的な営みの機会を得る。暗闇から光を奪い取ってくる努力と表現。戦争は、石ころかこん棒ですればいい。最後は目頭が熱くなります。

  • itokake さん

    母が脳梗塞で倒れたので、先人の体験から学びたい一心で読んだが収穫は少なかった。過剰に多田先生を持ち上げる姿勢が気になったり、男尊女卑な夫婦関係に吐きそうになった。亭主関白が男尊女卑の最上級だと思っていたら、さらにその上があって、それは「殿様と腰元」。妻の式江(のりえ)さんの記述が本書の一番の収穫で、2番目の収穫は自分の唾液ですら飲み込めず溺れてしまうほど苦しい嚥下障害のリアル。著者はNHKディレクターで、取材の苦悩をあれこれと綴っているが、そんなのどうでもよかった。

  • takao さん

    ふむ

  • みゅいる さん

    私の人生に多大に影響した人。多田先生。先生の本には色々なことを教えられ、考えさせられてきた。リハビリとはどんな仕事なのか、患者はリハビリに何を望むのか、リハビリの真髄とは何なのか…。私が悩んだとき、その答えは先生が教えてくれたような気がします。心の中の靄が晴れた気がして、感謝の気持ちでいっぱいです。今後も読み返す度、こんな気持ちになるのでしょう。

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上田真理子

1968年生まれ。1990年NHKにディレクターとして入社。福岡放送局、報道局などでニュースや報道番組にたずさわる。現在は衛星放送の番組を制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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