漱石の長襦袢

半藤末利子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163717500
ISBN 10 : 4163717501
フォーマット
出版社
発行年月
2009年09月
日本
追加情報
:
20cm,254p

内容詳細

漱石文学館はなぜないのか、ふたりはどんな夫婦だったのか、ハラハラ、ドキドキの事実。孫娘が語る漱石と鏡子、夫婦の肖像。

目次 : 第1章 ロンドンからの手紙(中根家の四姉妹/ ロンドンからの手紙/ 漱石夫人と猫/ 父からの便り/ 「料理の友」)/ 第2章 漱石の長襦袢(まぼろしの漱石文学館/ 漱石の長襦袢/ 家相のよい家/ 西片町の頃)/ 第3章 子規の庭(ソーセキ君/ 子規の庭/ 送られてきた拾円玉/ 是公さんのこと/ 温かな眼差しと筆力/ 六十年前/ 九十五段の石段/ 間に合ったぶどうと桃/ 芥子餅の思い出/ 松岡譲文学賞のこと)/ 第4章 漱石山房の復元(漱石山房の復元/ 漱石の修善寺/ 「漱石枕流」の集い/ 記念講演/ 『坊っちゃん』は私の子守歌/ 女は一所懸命/ 『夏目家の食卓』をめぐって/ 笑っちゃう話)/ 第5章 呉の海軍墓地(『星の王子さま』の会/ 昭和史散歩/ 呉の海軍基地/ 羽二重団子と東京初空襲/ 初めてのエステ/ タンクローの個展/ 歌う受賞者/ いい気な爺さんたち/ 夏目漱石の「猫」の娘 松岡筆子)

【著者紹介】
半藤末利子 : 昭和10(1935)年、東京生まれ。上智大学卒。エッセイスト。父は夏目漱石門下の作家松岡譲、母は漱石の長女筆子。夫は昭和史研究家の半藤一利である。昭和19年、父の故郷、新潟県長岡市に疎開。高校卒業まで暮した長岡は第二の故郷となる。六十の手習いで文章を書き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • なにょう さん

    巻末の漱石長女、著者のご母堂の筆子さんの回想録『夏目漱石の「猫」の娘』が良い。年頃になりぶくぶく肥え太る筆子。漱石によりて、いつの間にふくれけるかなこのかぼちゃ、となん詠める。漱石のこんなユーモア、人間臭いところが良い。その困ったちゃん漱石を支えた猛女鏡子。その孫娘の著者。ますます遠のく江戸風情を感じたよ。★この前のNHKのドラマはわりかし、漱石の実態を把握してたのでは。漱石がハセヒロさんの顔で浮かんできたよ。

  • 井戸端アンジェリか さん

    少しだけど写真があって嬉しい。「漱石の思い出」がほのぼのに感じるくらい孫ならではの辛口山盛り。よほど門下生たちに恨みがあるらしい、とお見受けしました。いいんですよ、上っ面の綺麗事じゃない話が知りたかったので。鏡子夫人に対して永井荷風のコメントを知り、それも一理あるなと思ったので門下生側の話も読まなくてはなりませんな。

  • 駄目男 さん

    漱石のことばかりが書かれている本だと思ったらそうでもなかった。 厳しく、癇癪持ちの漱石とユーモラスな漱石、全ては修善寺の大患から人が変わったように優しくなったとか。 それに付けても文豪の孫として生まれるというのはどのような気持ちなのか? しかし漱石にあと10年の命があればどのような名作が生まれたか、甚だ惜しい気がする。

  • にんにん さん

    夏目一族は、漱石のおかげで末代まで食べていけるらしい。センセーショナル(?)なタイトルと大正ロマン風な装丁。出版社も漱石の末裔ということで力の入れ方が違う。大作家の私生活、悪妻と呼ばれる鏡子夫人のこととと紹介にあれば、手に取りたくもなる。読んでみれば、なんてことのない素朴な一般人の思い出日記。分かりにくかったり、身内や知り合いをけなすおばさんの世間話になったり。が、DV漱石や漱石没後の高弟たちの実態などさすがの内容も。「実篤や志賀は何を読んでも同じだが漱石は一作ごとに違う」という筆者の父親の言葉が印象的だ

  • お萩 さん

    最後に付いている筆子の文がいい。なんだかじんとしてしまった。本文はそこまで漱石についてたくさん記述があるわけではないが、弟子たちの様子など面白かった。小宮はいつでも小宮なんだなー。。

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人物・団体紹介

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半藤末利子

エッセイスト。1935(昭和10)年、作家の松岡譲と夏目漱石の長女筆子の四女として東京に生まれる。1944(昭和19)年、父の故郷である新潟県長岡市に疎開、高校卒業まで暮らす。早稲田大学芸術科、上智大学比較文化科卒業。夫は作家で昭和史研究家の半藤一利。六十の手習いで文章を書きはじめる。夏目漱石生誕1

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