磯崎新の「都庁」 戦後日本最大のコンペ

平松剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163702902
ISBN 10 : 4163702903
フォーマット
出版社
発行年月
2008年06月
日本
追加情報
:
20cm,476p

内容詳細

85年、新宿新都庁舎案コンペ。建築界の天皇・丹下健三に、弟子の磯崎新が挑んだ。幻の「低層案」、そのキーワードは「広場」と「錯綜体」だった。建築界の知の巨人の夢と格闘の軌跡を追う、建築ノンフィクション。

【著者紹介】
平松剛 : 1969年、東京に生まれる。1992年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。1994年、同大学院修士課程修了。1994〜98年、木村俊彦構造設計事務所勤務。2001年、『光の教会 安藤忠雄の現場』で、第三十二回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • エリナ松岡 さん

    『光の教会』のレビューで結構高評価だったのでこちらも読んでみました。主役が負けたコンペを主題にするということでまず「おっ」となりますが、さらに読んでびっくり戦後日本の建築業界の総括のような内容でした。前作同様、建築・建築業界に関するウンチクと皮肉がたっぷりで文句なしに面白いです。ちょっと詰め込みすぎな気もしないでもないですけど。著者にはぜひ近いうちに新作出してもらいたいです。今度は海外勢、例えばザハ・ハディッドなんかダメですかね。

  • 森 さん

    いまさらですが、図書館で借りて、後半のみ読んでみました。(余談になりますが、あの都庁のコンペは、学生の時に模型の展示されていたのを観て、丹下さんの模型の出来に驚いたのと同時に、磯崎さんの模型がなんであのようなボリュームの読み間違えのような方向に進んでいったのかずーっと、疑問だったので…)

  • Koki Miyachi さん

    磯崎新の有名な都庁コンペのメイキング・オブ。友人のアーティストが「面白いよ」と言って貸してくれた。都庁のコンペ案をつくるプロセスと共に、建築家としての地位を確立するまでの歴史も描かれている。師 丹下健三と、丹下のパトロン岸田日出刀の関係や、丹下研にいた頃、建築に対する考え方などメディアを通して知る以上に生き生きとした磯崎新を知ることができる。建築学科卒の筆者の文章は、設計を知悉している事がよく分かり、自分にはすっと入ってくる。昔のコンペ話ではあるが、建築設計が何たるかを知る意味で一般の人にも面白いと思う。

  • ゴロチビ さん

    「光の教会」がとても面白かったし、こちらも評判が良かったので読んでみた。でも長かった。磯崎新だけでなく丹下健三、更には日本の建築史の概略を、素人にも分かりやすく様々なエピソードで紹介するような趣き。考えてみたら都庁なんて見た事ないや、という自分にとってはそういうエピソードの方が面白かった。イサム・ノグチの原爆公園モニュメントにまつわる裏話とか、大阪万博での岡本太郎さんとか。また、建築コンペに関わる裏方さんの仕事、写真撮影や模型作り、刷り等の重要性を知れたのは良かった。石元泰博の「桂離宮」を見たくなった。

  • nalo さん

    「えっ都庁は丹下健三だよね・・・?」と思ったら、今まで見たことのない「コンペの負けた案」についてのドキュメンタリー。巨大な公共建築が、建築家の発想、建築史、昭和の時代背景、政治、文化をミックスしながら生まれてくる様がとぼけた口調で語られる。まるでその場にいたような建築家とスタッフの描写も「光の教会」と同様にとても楽しい。

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平松剛

1969年東京に生まれる。’92年早稲田大学理工学部建築学科卒業。’94年同大学院修士課程修了。’94〜98年木村俊彦構造設計事務所勤務、現在フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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