この国のけじめ

藤原正彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163678009
ISBN 10 : 416367800X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年04月
日本
追加情報
:
20cm,251p

内容詳細

日本には守るべき「国柄」がある…。痛快な時事評論から意表を衝く教育論、爆笑を誘う身辺随想まで、情熱をこめて語る最新エッセイ集。今熱い注目を浴びる論客のすべてをこの1冊に。

【著者紹介】
藤原正彦 : 1943年旧満州新京生まれ。新田次郎・藤原てい夫妻(共に作家)の次男。東京大学理学部数学科卒業。同大学院理学系研究科修士課程数学専攻修了。お茶の水女子大学理学部教授。数論専攻。78年、留学記『若き数学者のアメリカ』(新潮文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。近年は、国語教育に関する問題提起をはじめ、国家の根幹を問う果敢な発言が注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Miyoshi Hirotaka さん

    人の集合体である株式会社は、株で所有され、売買の対象になる物だが、法人としての人格を持つ人でもある。人に人柄があるように国にも国柄がある。革命、内戦、対外戦争などのような短期的で物理的な力は、長期的な習慣により形成された国の型にはそれほど影響することはない。型があるから型破り、つまりイノベーションの発生源になる。型がなくなれば単なる型無しだ。残念なことに個の尊重、市場原理主義などのスローガンは、身勝手、金銭至上主義に読み替えられ、わが国の型である文化、伝統、道徳、倫理を毀損し、わが国を弱体化させている。

  • mura_海竜 さん

    「日本人の矜持」から今度はエッセイ集。図書館本。新田次郎の次男。最初は国家に関する内容で重い。次第に歴史、家族の負った苦しみ。最後はユーモアあふれる。小川洋子さんの取材も。自由はしたい放題ではない。初等教育で読書をし教養を身につける。すぐに役に立つことばかりを求める経済人はどうか。天才の生まれる地域条件、美の存在・何かにひざまずく・役にたたないことを大事にする。新渡戸稲造「武士道」、義・勇・仁。季節が4つに等分されている日本、折々の風物を豊かにする。会津の魅力は歴史と伝統からくる落ち着き。戦いだ。戦いだ。

  • hanagon44 さん

    小説疲れを癒す1冊。スルスルと読めて爽快な気分と,問題意識をもって世の中を見ないと,大切なことを見落とすぞッという思いを持ちました。英語教育について,オウムみたいに考えなしの発音や定型会話の単なる組み合わせで偉そうにしている英語教師が田舎には多々いて,実社会で英語を使ってビジネスをするときに,人間としての質や中身がないと,相手にしてもらえないことがわかっていない井の中の蛙だと常々思っていましたが,言葉はツールで表現に値する中身が大事と書いてあってスッキリしました。

  • yama1000 さん

    藤原先生「読書の累積が教養となる」。教養が不足している自分としては、藤原先生に指摘されて読書不足を痛感しているところです。本書も軽妙な文章で時代を見る独特な指摘は、痛快な気分にしてくれます。

  • さきん さん

    ベストセラー『国家の品格』の骨格ともなった痛快な時事評論から意表を衝く教育論、爆笑を誘う愛妻や友人との身辺随想まで、ユーモア溢れる藤原節で暗い気分も吹っ飛ぶこと間違いなし

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藤原正彦

お茶の水女子大学名誉教授・数学者。1943(昭和18)年、旧満州・新京生まれ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。理学博士(東京大学)。78年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』(新潮社)で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立

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