紙つぶて 自作自注最終版

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163677606
ISBN 10 : 4163677607
フォーマット
出版社
発行年月
2005年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,943,47p

内容詳細

書評コラムの金字塔「紙つぶて」の455篇すべてに、詳細な書き下ろし自注を加えた最終版。愛書家の真情あふれる情熱と執念の書、堂々完成。向かうところ敵なしの読書術のバイブル。

【著者紹介】
谷沢永一 : 関西大学名誉教授。昭和4(1929)年、大阪市に生まれる。関西大学大学院博士課程修了。主な著書に『完本・紙つぶて』(サントリー学芸賞受賞)、『文豪たちの大喧嘩』(読売文学賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 奥澤啓 さん

    日本近代文学書誌学者・谷沢永一の最初の著作は、1962年に刊行した『大正期の文藝評論』である。学究の手堅い仕事であった。関西大学を早期退職するまでのあいだに刊行した本はすべて読んだ。『紙つぶて』もそのうちの1冊である。超人的な読書量に驚いた。書いた人物への敬愛の情が伝わってきた。涙がにじむこともあった。谷沢氏がとりあげなければ、埋もれたままの名著もあったと想像する。 この本で古本中毒にかかった人は多いにちがいない。谷沢氏は開高健と生涯をともにした盟友でもある。『回想開高健』は読みつがれる名著である。

  • Hiro さん

    著者が昭和40年代から50年代に新聞等に書き継いだ、書物と出版、文壇と学会をめぐるコラム集、紙つぶて。その一々に後年の追加的注釈的文章を加えてなったのが本書。とにかく大部である。しかも失礼ながら今となっては、特に社会風俗面の言及は勿論、往年の文人、学者、作家の話題も取り上げられる推薦書もいかにも古臭い。学者の不勉強や剽窃を痛烈に批判し埋もれた在野の研究者を顕彰する筆捌きは快いがやはり賞味期限切れの印象は拭えないか。やや気を引かれる本や作家も結構たくさん見つけたけれどどれも多分オワコンだよなあと思い直した。

  • ゆーいちろー さん

    蔵書家、書評家、書誌学者そして論争家として知られた筆者の書評コラム「紙つぶて」455編にさらに一編づつ自注を付けた本書…結果的にかなり大部の一冊となっている。読売新聞をはじめ一般紙が初出なので、一般向けの文章であるのは間違いない。だが、少々マニアックな読書癖を持っていない限り、本書で紹介、批判されている事柄は普通の生活人にとって全く関わり合うことのないものだろう。書誌学的見地から様々な本を批判してるだけに本書の人名、書名索引はやはり便利。本書をどう評価するかで、読書に対する各人の考え方が推し量れそう。

  • 魔魔男爵 さん

    日本一の"本の本"と言われる「紙つぶて」なので、林達夫はもちろん出て来ます。谷沢永一は右翼だが、山本七平も丸山真男も出て来ます。実は"本の本の本"というべきで、評論家、書評家の本がネタになってる事が多い。直接に小説を書評したのは少ない(SFは皆無)だが、星新一の歴史小説は2本、半村良の風俗小説も取り上げてるし、石川喬司のSF紹介本も出てくるから、日本一アンテナが広いのは間違いない。高校文芸部誌まで登場する! さすがに漫画はないが、和田誠のイラスト本は好意的に紹介してます。本好きの知的好奇心を擽る本。

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