ナツコ 沖縄密貿易の女王

奥野修司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163669205
ISBN 10 : 4163669205
フォーマット
出版社
発行年月
2005年04月
日本
追加情報
:
20cm,405p

内容詳細

沖縄が一番熱くて一番苦しかった時代、戦後の密貿易時代を、類まれな才覚と器量で颯爽と生きた女親分「ナツコ」。黄金の海を舞台に、戦後を生きたヒロインを生き生きと蘇らせた画期的評伝ノンフィクション。

【著者紹介】
奥野修司 : 1948年大阪府生まれ。立命館大学卒業。1978年から南米で日系移民調査。帰国後、フリー・ジャーナリストとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • オカヤン さん

    終戦直後の沖縄は貿易を禁止され、密貿易にて物資を獲得した。当時、密貿易で活躍した夏子とい女性の生き様を記すノンフィクション。戦争を実体験した人々がどんどんお亡くなりになる今。同じ失敗を繰り返さないようにどうすべきか考えて行動したい。

  • ちゃっぴー さん

    密貿易の女王「ナツコ」の人生と共に、沖縄の戦後史のひとコマも描かれている。わずか38才という若さで亡くなったナツコ。その人生は濃厚でスピード感に溢れている。その実行力はオトコマエ!

  • りぃ さん

    1957年、群馬の米軍演習場で薬莢拾いをして糊口をしのいでいた農民が米兵に撃ち殺された。一方、軍政下の沖縄では米軍基地から持ち出された24トンもの薬莢が「戦果」として中国へ渡っていた…「ウチナー世」に確かに君臨した女を、ナツコたちの沖縄を、「沖縄ではベトナム戦争に伴い祖国復帰運動が起き〜」という4行で27年間を片付ける日本史の教科書で知ることは到底できない。

  • くれの さん

    女傑と評するには言葉が安直過ぎて、かくも素敵な人物が歴史に埋もれていたのは申し訳ないと思いました。大胆かつ繊細な人柄にみな惹かれた彼女なら、雇用機会均等を謳う今の日本でどう切り盛りしただろうかと想いが募ります。

  • 彩也 さん

    終戦直後の沖縄は「大密貿易時代」だった。当時三十代のナツコは、沖縄と本土、近隣の台湾だけでなく、香港まで密輸ルートを開拓、巨額の利益を上げてゆく。娘すら「思い出せば思い出すほどわからないことばっかり」と語る彼女の姿は大きすぎて、捉えきれない。活気ある当時を知る人々は「もういちど、あの時代がこないかねぇ」と呟くが、来てはならない時代であろう。生きるために米軍のゴミを再利用し、生活に直結する米や薬を密輸に頼り、荷揚げする海岸には沖縄戦の死者の人骨が転がる。そんな時代の光も闇も背負って駆け抜けたのがナツコだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

奥野修司

1948年7月5日生まれ。大阪府出身。立命館大学経済学部卒業。ノンフィクション作家。1998年「28年前の『酒鬼薔薇』は今」(文藝春秋1997年12月号)で、第4回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞受賞。2006年『ナツコ 沖縄密貿易の女王』(文藝春秋)で、第27回講談社ノンフィクション賞・第37回大

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品