藤沢周平全集 第12巻

藤沢周平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163643205
ISBN 10 : 4163643206
フォーマット
出版社
発行年月
1993年08月
日本
追加情報
:
20cm,507p

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読書メーターレビュー

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  • オールド・ボリシェビク さん

    藤沢周平全集12巻は、青年医師を主人公にした「獄医立花登手控え」シリーズの「春秋の檻」「風説の檻」「愛憎の檻」の3作を収めている。江戸・小伝馬町の牢獄に詰める立花登が出会うさまざまな事件を、彼の成長ととともに描いていく連作である。テンポが良い。そこはかとなく漂うユーモアもいい。まあ、藤沢周平は意識しないにせよ、山本周五郎の「赤ひげ診療譚」に影響されているのは間違いないだろう。しかし、それとは別の作品世界の構築に成功しているのだから、それでよい。

  • 紫陽花 さん

    獄医・立花登が主人公。春秋の檻、風雪の檻、愛憎の檻の三作が納められている。柔術をやるんだけど、これが仕事にも生かされているのだ。 解説の向井敏さんの“二人の登”が勉強になった!

  • 読書家さん#Alice_btm11 さん

    サクサク読めるが、深い話ではない

  • ごまままご さん

    TVで放送が始まったので読み直しました。何年経っても何回読んでも色あせない魅力はすばらしいです。情景描写の素晴らしさと登場人物の魅力、品格のある文章、どこをとっても完璧です。

  • カフェのっぽ さん

    次が早く読みたくてどんどん進み、あっという間に読み終わってしまいました。 解説で、もう1人の登(山本周五郎の赤ひげ診療譚に登場する保本登)をけちょんけちょんに言っていますが、山本周五郎作品でかなり涙を流した身としては反論したいところです。

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人物・団体紹介

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藤沢周平

1927年山形県鶴岡市生まれ。山形師範学校卒業。業界紙勤務を経て71年「溟い海」でオール讀物新人賞を受賞し、本格的な作家生活に入る。73年「暗殺の年輪」で第69回直木賞、86年『白き瓶 小説長塚節』で吉川英治文学賞を受賞する。97年逝去

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