解読「地獄の黙示録」

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163584904
ISBN 10 : 4163584900
フォーマット
出版社
発行年月
2002年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
立花隆 ,  
追加情報
:
175p;19

内容詳細

コッポラ監督「地獄の黙示録」特別完全版は、丸3年の歳月をかけ、79年当時、90億円の費用を投じて作られた。世界文学に匹敵するレベルのこの映画を知の巨人・立花隆があらゆる角度から徹底解読する。

【著者紹介】
立花隆 : 1940年長崎県生まれ。64年に東京大学仏文科卒。文芸春秋に入社した後、再び東京大学哲学科に再入学し、在学中から評論活動に入る。74年の「田中角栄研究―その金脈と人脈」(「文芸春秋」11月号)は首相の犯罪を暴いて社会に大きな衝撃を与えた。社会的問題のほか科学技術など、その活躍領域は広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ランラン さん

    40年も前になる映画で評価が分かれるところはそれだけ難解な証拠であろう。聖杯伝説を知らない日本人にとって理解しにくい部分はある。「ジエンド」の曲で観客をカーツ殺しへの参加を挑発していたとは驚きだった。戦争の本質は人を殺すこと、戦争に勝つために重要なことは人を殺すことをためらわないこと。カーツの特異な性格はこの本質をつきつめて行動するところであるという。翻訳が間違うとこんなにも映画が変わってしまうとは。

  • ブラックジャケット さん

    午前十時の映画祭にかかったので劇場へ足を運んだ。映画館では二回目、特別版はDVDとBSで二回の鑑賞。やはり神話的構造を持つ後半が解釈の関門となった。著者は、原作とされているコンラッドの「闇の奥」、さらにはエリオットの詩集「荒地」、フレーザー「金枝篇」の文学的モチーフが 作品に影響している点を指摘する。日本の観客には、この文学的素養が欠けているので、解釈につまずきがあるという。立花は字幕の誤訳の問題を上げ、舌鋒は鋭い。しかしこの作品が批評に値するケタ違いの大きさを持った映画作品として、愛情を込めて語る。

  • イノウエフスキー さん

    P.7 私がなぜこの映画に関して、これほどしつこく語りつづけてきたかというと、この映画が、映画史上最も特異的に面白い作品だと思っているからである。これはコッポラが自分自身でいっていることなのだが、この映画は、内容の深さにおいて、はじめて世界文学に匹敵するレベルで作られた映画である。

  • ころこ さん

    35ミリ版と70ミリ版と完全版それぞれのエンディングを比較して、その意味を解読したり、T・S・エリオット「荒地」の引用を英語で対照させたりしています。 さらに、「荒地」はネイティヴにも素読できないので、自注に載っている意味が大切だといったり、聖杯伝説のいくつかあるパターンの内のひとつに当てはめたり、解釈に次ぐ解釈が続きます。 要するに、日本人でも、クリスチャンでないと映画が観れないといっているようなものなので、立花さんの前のめりな解釈にはついていけないという結論に至りました。

  • GORO さん

    映画が国境を越えて理解される事は難しいようだ。

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