銭湯の女神

星野博美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163580302
ISBN 10 : 4163580301
フォーマット
出版社
発行年月
2001年12月
日本
追加情報
:
261p;20

内容詳細

いとしの香港から帰ってみれば、とかく日本は住みにくい。銭湯とファミリーレストランから透視する、「東京」をめぐる39の掌篇。著書『転がる香港に苔は生えない』の気鋭による、大宅賞受賞第1作の刊行。

【著者紹介】
星野博美 : 1966年、東京都に生まれる。国際基督教大学在学中の86年、香港の中文大学に一年間留学。卒業後、OL、写真家・橋口譲二氏のアシスタントを経て、94年独立。2001年、『転がる香港に苔は生えない』により第32回大宅壮一ノンフィクション賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 団塊シニア さん

    銭湯好きな筆者が人の裸をみることで様々な人間模様がわかり銭湯だからこそ味わうことができることを綴ってる。又ファミレスが好きで通う理由として「人とつながっていたい、でも魂に触れたいわけではない、だれとも接触したくないし喋りたくない、ただ人がいる場所にいたいだけ」というフレーズは共感できる。 写真家であるが文章が上手い!

  • 怜 さん

    転がる香港に苔は生えない、のあとに書かれたこのエッセイ?というにはハードに胸に突き刺さる言葉の数々。このひとの鋭さにたじろぎながらも、いつしかいろんなことを適当に流して日々過ごす自分に気づく。新聞の一誌読み、報道の鵜のみは危険。あくまで彼女の視点、たとえかたも身近ながら、それらに無頓着なわたしを気付かせてくれた。

  • momo さん

    「島に免許を取りに行く」 が面白かったので、筆者の別のもの「銭湯の女神」を読んでみた。やや暗い感じ。銭湯で巡り合う女風呂の人々にひそかに愛称を付けるあたりは筆者らしい感じ。共同浴場で若い女性の裸体にひかれる私は共感部分あり。

  • アルパカ さん

    荻原魚雷「中年の本棚」に星野博美さんのエッセイが強く勧められていたので。写真家で香港に留学経験あり、返還を挟んで二年間滞在経験もあり。印象に残ったのは香港では社内や路上でけんかが起きたり誰かがトラブルに巻き込まれたりすると必ず周囲の人たちがやってきて仲裁に入ったり通報したりする。他人が他人を放っておかない。人間が人間に対する信頼を失っていない社会だという印象を持った、というところ。人間は他者と交わらなければ生きていけない、という鉄則を香港という都市から叩き込まれているのだ、という部分。

  • yanyan さん

    面白かった。著者は柔軟な性格ではなさそうだと感じる部分は節々にあるけれど、よくぞ言い得てくれましたと感心するところが沢山ある。銭湯やファミレスでの人間観察、電車内のピリピリした空気、ずれてきてる社会をちゃんと掘り下げて考えてる。立派です。

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人物・団体紹介

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星野博美

ノンフィクション作家、写真家。1966年、東京生まれ。2001年、香港返還前後の2年間を追った『転がる香港に苔は生えない』で第32回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。自身のルーツである外房の漁師の足跡を追った『コンニャク屋漂流記』で第63回読売文学賞「随筆・紀行賞」受賞(2012年)(本データはこの書

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