回想 私の出会った作家たち

佐伯彰一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163575506
ISBN 10 : 4163575502
フォーマット
出版社
発行年月
2001年07月
日本
追加情報
:
238p;20

内容詳細

小林秀雄の毒舌、三島由紀夫の友情、遠藤周作の鬱屈。文士たちの知られざる一面を、斬新な切り口で鮮やかに甦らせる異色の回想録。

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読書メーターレビュー

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  • giant_nobita さん

    文壇回顧録としては、著者自身の直接的な体験の比率が低くて物足りないのだが、遠藤周作・大岡昇平・円地文子に関して作家の人柄が伺われるエピソードが語られていて興味深く読んだ。カトリックの信徒にも拘らずサドに傾倒していた遠藤が、澁澤龍彦や三島由紀夫のようにサドを題材にした著作で評判を呼べず三島に複雑な心境を抱いていたという挿話や、大岡が佐伯を褒めていたのに書評でやっつけられて激怒したという話、円地の選考会における指弾ぶりが印象的だった。終章の小林秀雄に対する批判も率直でおもしろい。文章が悪文で鬱陶しいのは難。

  • ホッタタカシ さん

    文壇に顔の広い著者による作家・批評家の人物スケッチ。ともに三島由紀夫と仲がよく、晩年に分厚い評伝を書いた村松剛と奥野健男だが、この二人は険悪だったとか、円地文子が中里恒子を認めていなかったとか、毒舌家の小林秀雄は後輩に厳しく、一番弟子の中村光夫は最大級の被害者でありつつそのことは書き残さず、作風の変化で返答しているとか、へぇ〜と思うエピソード満載。それぞれ親しかった人びとだろうに仕事への評価はなかなか厳しい部分もある。R・N・マッキノン、J・T・アラキという二人の日本文学研究者のことは初めて知った。

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人物・団体紹介

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佐伯彰一

大正11(1922)年生れ。昭和18(1943)年、東京大学英文科卒業。昭和25(1950)年、ガリオア留学生としてウィスコンシン大学院に学ぶ。米国ミシガン大学、スタンフォード大学、カナダのトロント大学などに招かれ、日本文学を講ずる。東京大学教授、中央大学教授を歴任。現代アメリカ文学の研究、翻訳のか

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